伝統医学アーユルヴェーダや自然治癒を高める健康法まで

アーユルヴェーダ流の健康になる食事法①-オ―ジャス編

私たちは食べることで生命をつないでいますが、
それは食物から生命力になる「何か」を得ているからです。 

その何かを現代の科学に照らして分析すれば、5大栄養素を中心にした
さまざまな栄養素ということになるかもしれません。

しかし、アーユルヴェーダでは精密機器では見れない、
さらに精妙なレベルのものを見ているようです。

アーユルヴェーダの聖典では、その生命力を「オ―ジャス」と呼んでいます。

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アーユルヴェーダの本でも紹介していないものもありますので、
初めて聞いた方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、オ―ジャスが多いか少ないかは見た目にも表れるため、実は
だれでも、その存在自体には気づいています。

なんとなく顔色が優れない友人を見た時に、私たちは、
「顔色が悪いけど大丈夫?」
なんて聞いたりしますね。

これは顔色と健康が関係していることを自然と知っているからなのですが、
その顔に輝きを与えるものこそオ―ジャスです。


アーユルヴェーダ医師が脈診をする際には、体質(ドーシャ)のバラ
ンスやアーマ(毒素)の量と共に、このオ―ジャスがどれくらいの量が
あるのか、すなわち相手の生命力がどれくらいあるのかを必ず診ます。 

オ―ジャス無しには人は生きてはいけません。
オージャスは活力であり、若さであり、免疫力です。 

肌にはつやを与え、声をきれいにします。

逆に少なくなると、疲れやすさ、眠気、怠惰、
痩せ、痛み、肌のくすみとして表れます。


オ―ジャスは精妙な物質と表現しましたが、正確には物質でもなく、
否物質でもなく、その中間点にあるものです。
そして、肉体だけでなく心にも影響を与えます。

「至福意識が物質化したもの」と表現してもいいかもしれません。

オ―ジャスが多い人は健康で、心も幸せです。

少ない人は不健康で病気がちで、心に幸福感が少なく、陰気的です。

精神的不安定、心配性、悲しみ、恐怖などの感情が出てきます。


オ―ジャスは3つの体質(ドーシャ)のバランスを保つ
接着剤のような役目も果たします。


オ―ジャスは食物を消化することで得られますが、それになるまでには
7つの変換過程を経て最終的に得られます。

オ―ジャスになる一つ前の段階は、女性は卵子、男性は精子です。



増やし方


オ―ジャスは食物によって得ますが、適切な方法により増やすことが
できます。



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【オ―ジャスを生む食事】

◆お米、小麦
◆熟した旬の果物(枝で熟した後に収穫したものが理想です)
◆ミルク(ミルク(牛乳)は健康に良いのか悪いのか
◆ギー (ギーは最高の油
◆生ハチミツ(加熱処理をしていないもの)
(*ギーと生ハチミツを同量にとると毒素になりますので
  注意してください)
◆アーモンド、ピスタチオ、くるみなどのナッツ(落花生は除く)
◆ごま、デーツ、レーズンなど
◆温かく、作りたてで、適度に油を含んだ、消化によい食事。
◆6つの味を含んだ食事(甘味・塩味・酸味・辛味・渋味・苦味)


ここに上げたものはオ―ジャスを生む代表的なものですが、
アーユルヴェーダの聖典に書かれているため、
インドで採れるものに偏っています。
 
もちろん日本の食材でもたくさんあると思います。 

ご自分で食べて元気になると感じたものはオ―ジャスに満ちたものです。 


ただし、単に刺激的な食べ物とは区別すべきです。 

唐辛子を食べて、血行がよくなり、エネルギッシュになった感じが
するかもしれませんが、これはオ―ジャスではありません。


【食事以外でオ―ジャスを増やす方法】

  • 瞑想などによって至福意識を体験すること
  • 薬草(ラサヤナ)



  • オ―ジャスを減らすもの


    【オ―ジャスにならない食事】
    ・調理してから時間がたったもの
    ・油をたくさん使った食事
    ・冷えて重たい食事
    ・肉と魚
    ・チーズ
    ・過剰な酸味や塩味
    ・加工食品、添加物、遺伝子組み換え食品
    ・消化できなかったもの(過食)


    【オ―ジャスを減らすもの】
    ・アルコール
    ・たばこ
    ・能力を超えた性行為
    ・否定的な感情(怒り、恐怖、悲しみなど)
     恋人との別れや家族との死別など、
     大きな精神的ダメージもオ―ジャスを著しく減らします。


    以上、オ―ジャスになる食事とならない食事について述べてきましたが、
    食材だけでなく、どのようにして食べるか、また食べる時の感情
    などもオ―ジャスの生産に影響します。


    そのような食べ方については第2弾の習慣編で述べていますので
    よかったらご覧ください。
    アーユルヴェーダ流の健康になる食事法② 習慣編




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