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ケトン体増加による7つのメリット 糖尿病予防など

ケトン体

ケトン体というエネルギーを増やすと脳が活性化して、仕事で能力を発揮しやすい体質になれます。

この他にも糖尿病やダイエットなどケトン体を増やすことによる7つのメリットをご紹介します。

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目次
  • ケトン体とは
  • 7つのメリット
  • ケトン体を増やすには
  • デメリット


  • ケトン体とは?


    ケトン体とは、簡単に言えば、ブドウ糖に代わるエネルギーです。


    多くの人が米や小麦などの炭水化物を主食として食べて消化し、そこからブドウ糖をエネルギーに変換しています。


    こうして得たブドウ糖はだいたい3~4時間で切れてしまいます。


    その後、肝臓で脂肪酸からケトン体という物質が作られて、それがエネルギーになります。


    認知症やうつなどの症状がある人は脳でうまくブドウ糖をエネルギーとして活用できなくなっていますが、ケトン体が増えれば脳は再び活発化し、症状が出なくなります。


    このケトン体を多く出るような食事をしていくと他にもいろいろなメリットが出てきます。


    7つのメリット


    ① 糖尿病の予防

    炭水化物(米・小麦・芋類・果物)と砂糖を減らすことが、ケトン体を増やす食事の基本です。


    このことによってブドウ糖が多く増えないため、血糖値を下げるための膵臓からのインスリン分泌が少なくて済みます。


    膵臓に負担をかけることがありませんから、糖尿病を予防するのには良いことです。

    *玄米や全粒粉などの未精白なものを少量摂るのは可。



    ② 食後に眠たくならない

    食後2~3時間くらいすると、血糖値が下がってオレキシンという物質のせいで眠たくなります。


    食後に眠たくなるのは普通と考えがちですが、炭水化物や砂糖を摂らないと不思議と眠たくならないそうです。



    ③ 持久力がつく

    東洋大学の駅伝チームは日頃から栄養士がついてブドウ糖をエネルギーにする以外にもケトン体をエネルギーとして使える体にしているそうです。


    そのせいもあって、優勝という栄冠を勝ち得たのでしょう。


    長時間の走りやスタミナが必要とされるスポーツではケトン体をエネルギーに変換できるようにしておくと有利です。



    ④ 集中力が増す

    私などは昼食をとると、午後に集中して仕事に取り組めるのはせいぜい2時間くらいです。


    しかし、外科手術をするお医者さんは緊張状態で集中力を4~5時間も保つことができます。


    これは凄いなと感心します。


    外科医は通常は超忙しく、食事も不規則で、食事が摂れないこともしばしばです。


    しかし、人は食を断つと、血液中のブドウ糖が不足し肝臓がブドウ糖を作り始めます。


    その後はさらに、脂肪酸からケトン体が作られます。


    ですから、食事でブドウ糖を摂らなくても脳のエネルギーはケトン体で補充できるわけです。


    ケトン体を出るようになると長い時間の集中力がつきます。


    私はこれを知って、時々、ご飯に漬けものだけとか、ご飯の構成比がやたら高いことを反省しました。



    ⑤ α波の脳波が出る

    また、ケトン体が増えるとリラックスした時に出るα波という脳波が出るようになります。


    目覚めていながらもリラックスした中で活動ができるようになりますから、これは仕事の能率を上げてくれます。



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    ⑥ 長寿遺伝子を刺激する

    100歳までの長寿の人に糖尿病の人の割合はかなり低いそうです。


    ブドウ糖を増やす炭水化物や砂糖が多い食事をしていると生ぬるい環境にあるとDNAが判断し、長寿遺伝子にスイッチが入らないのではないかと考えられています。



    ⑦ ダイエット

    アトキンス博士が考案した「低炭水ダイエット」というのが流行ったことがあります。


    炭水化物が少ない食事をしているとブドウ糖も少なくなり、体は次のエネルギーを得るために脂肪を燃焼させ、ケトン体を作るようになります。


    これで自然とダイエットにもなるということです。


    食べても太らず、ケトン体も増えてアルツハイマー(認知症)の予防になる食品としてココナッツオイルは最適なものの一つです。




    ケトン体を増やすには


    ケトン体を作りだすには、炭水化物を少なくし、特に砂糖は一時的にでも完全に避けた期間を設けることが大切です。


    炭水化物の多い食事をしていて、お腹が空くとまた炭水化物が多い食事をする、といった繰り返しではケトン体が出やすい体にはなりません。


    ある程度の期間、炭水化物と糖分を極力減らすことが大切です。


    白澤卓二先生は「白澤式ケトン食事法」の中で2週間くらいかけて、ケトン体が出やすい体にするプログラムを提言しています。


    この本では砂糖をなかなかやめられない現代人のために野菜や果物のジュースを紹介しています。



    デメリット


    ダイエットなどが目的で炭水化物と砂糖を長く抜くとブドウ糖が減りケトン体が多く出るのは良いのですが、呼気にアセトンという物質が出てそれが不快な臭いをします。


    甘酸っぱいとか、アンモニア臭いとか、とにかく人が嫌がる臭いを発します。


    ケトン体が出やすい体に移行するのが目的な場合は炭水化物と砂糖を抜く期間に数週間を要するでしょうが、それが終わったら少しずつ炭水化物を増やしていきます。


    こうすれば臭いの問題は出てきません。




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