伝統医学アーユルヴェーダや自然治癒を高める健康法まで

麦茶の7つの効能と それを台無しにしない6つの注意点!

麦茶

最近では麦茶のテレビCMを春先からしているのですね。 私たちにとって身近な飲み物の麦茶ですが、実は多くの人が思っている以上にとっても健康的な飲み物なんです。

そんな麦茶が持つ7つの効能とそのせっかくの効能を台無しにしない飲み方の注意点についてご紹介します。

また、インドのアーユルヴェーダ医学の観点からも麦茶の効能を解説しています。

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知らなきゃ損する多くの効能


明治の頃の話しですが、海軍では脚気という病気が流行しました。


原因は兵士たちが白米とたくわんばかりを食べていたせいで栄養不足に陥っていたからです。


そこで軍医は栄養を補うために白米に大麦を混ぜたところ脚気は見事に治まりました!


この大麦の外皮をはいで焙煎したものが麦茶で、栄養価の高い飲み物です。 


それでは麦茶の効能を上げていきます。



①血液サラサラで血圧減

麦茶はカリウムが豊富で、これはナトリウムを排泄しますので、血圧を下げる効果があります。


また、血流を良くする「ピラジン」という成分がありますし、血圧を下げるギャバ(GABA)も含まれています。



②美肌&ダイエット

麦茶にはビタミンB群が豊富に含まれています。ビタミンB1、B2、B6、B12、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチンです。 


これらは水溶性で炭水化物や脂質をエネルギーに変換してくれます。


ビタミンB2は脂質を分解する作用がありますのでダイエットにもいいですし、皮膚の代謝を良くするので美肌にもいいです(^.^)


次にアーユルヴェーダの観点から麦茶の脂肪への影響について見てみます。


アーユルヴェーダでは人体を構成する3つの体質(ヴァータ、ピッタ、カパ)があって、この中で太りやすいのがカパと呼ばれる体質です。 


甘いものや脂肪分を多く摂っているとこのカパ体質が増えてきます。


しかし、麦茶はこのカパ体質を取り除く働きがあるので、太るのを予防することができます。


ちなみに、同じ穀物ではグルテン(粘り気)が多い小麦や白米は少しカパが多く、全粒粉や玄米はそれよりカパが少ないです。 そして蕎麦はそれよりも少なく、さらに麦茶の原料である大麦は最もカパが少ない、つまり太りにくい穀物です。



③胃の粘膜を保護する

麦茶の成分には胃の粘膜を保護して胃潰瘍を予防する働きがあり、炎症を抑える作用があることも科学的な実験から明らかになっています。



④抗酸化作用

麦茶には「Pクマル酸」という成分があり、これは全ての病気の原因とも言える活性酸素を撃退する働きがあります。


また、Pクマル酸は発がん性物質を除去する働きもあります。



⑤体を冷ます

暑い夏に麦茶が好まれるのは少し苦くてさっぱりとした味わいと、実際に体を冷ます作用があるからです。



⑥むくみと便秘予防

麦茶には利尿効果がありますので、むくみが気になる方には役立つでしょう。


また、麦茶は水溶性の食物繊維があるので、排泄を促す作用もあります。



⑦ノンカフェイン

麦茶にはコーヒーや緑茶などと違い、カフェイン、タンニンなどが含まれていませんから、子供からお年寄りまで安心して飲むことができます。


次は飲み方について注意してほしい点をお伝えします。



気をつけて欲しい点


①食事中には飲まない

お白湯は食事中に飲むと消化の助けとなりますが、麦茶は単に胃液を薄めてしまうだけになります。


消化の妨げになる麦茶は食事中や食後1時間以内には飲まないのがよいでしょう。



②無農薬の麦茶を飲む

先述の麦茶の効能を得るためにもできるだけ品質の高いものを選びたいものです。


そのためにはまずは無農薬の麦茶を選ぶべきでしょう。



③氷を入れて飲まない

夏に氷で冷やして飲むのはとてもおいしく感じますが、これでは消化力を下げて、夏バテの原因を作ってしまいます。


また、冷たいと代謝も落ちるので、ダイエット効果はなくなります。


アーユルヴェーダ的には冷たすぎるものを加えることで重たいカパの体質が増えることになりますので、これは勧められません。


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④1日で飲み切る

麦茶を煮出したら、できるだけその日の内に飲むようにします。


もし、残ったら密閉できるガラス瓶に入れて、常温のまま保存して、翌日までには飲みほします。


アーユルヴェーダ的には一度、冷蔵庫で冷やすと冷たいという質が加わり、たとえ温めてもそれは残ってしまうと考えます。


夏は朝早く麦茶を煮出し、自然に冷まして氷を入れず、常温のまま飲むのが最良です。


また、ペットボトルに入れてある市販の麦茶ではダメなのかというと、それは作ってからかなり日数が経っていますので、麦茶味のただの液体だと考えられます。 したがって麦茶本来の効果を期待できるものではありません。


栄養学的観点からすれば古い麦茶でも問題はないのでしょうが、自然食や薬草が与えてくれる治癒力は現在の科学的分析だけではまだ充分に測れていないと思われます。


煎じ薬を作り置きしないように、お茶もまた同じです。新鮮な内にこそ効果があります。


注意したいことは1分15秒後から





⑤汗をかいた後には飲まない

効能のところでもお伝えしましたが、麦茶に含まれるカリウムはナトリウムを体外へ出しますので、夏場や汗をかいた運動後に飲むと余計にナトリウムが不足することになりかねません。


この場合は自然塩を少し入れてナトリウムを増やしてから飲むようにされるとよいでしょう。



⑥寝る前には飲まない

利尿効果がありますから、就寝前に飲まれると眠っている間にトイレに行きたくなるかもしれません(^^;)。


以上、注意点でした。


ちょっと厳しい注意点だったと感じられたかもしれませんね。 単に味だけの嗜好品としての麦茶が目的であれば注意点を守る必要はないでしょう。


しかし、効能豊かな自然の恵みを頂く場合にはこれらの注意点に留意されると健康に益ありです。


この記事がお役に立てれば幸いです。


参考文献「麦茶 毒出し健康法」蓮村誠




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