ヨーグルトは花粉症の症状を返って悪くする
花粉症を改善するのにはヨーグルトが効くという説があり、メディアでも取り上げられていますが、その効果はどうも怪しいようです。
このヨーグルトが効くという話は実際に良くなった方の体験談を元にしているのかははなはだ疑わしいところがあります。
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インドのアーユルヴェーダ医学では花粉症の原因は頭にカパと呼ばれる体質(粘液)が偏食によって増えたために起きるものだと言います。
その偏食とは例えば、ヨーグルト、牛乳、チーズなどの乳製品や砂糖、油などを多く食べることです。 (関連記事:カパを増やす減らす食材一覧表 )
アーユルヴェーダでは花粉症を改善するためにはカパ体質(粘液質)を増やす食材を避けることと、鼻うがいによって既に頭に増えた粘液質を体外へ出すことだと言います。
実際、私もアーユルヴェーダ流のやり方によって花粉症を治しました。
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ヨーグルトは本当に健康にいいのか?
ヨーグルトが健康に良いと言われるようになったのは世界的な長寿村であるコーカサス地方でヨーグルトが食べられているという調査報告が知られてからです。
ヨーグルトが健康にいいのはその乳酸菌のお陰ですが、その乳酸菌によって腸内の状態が善玉菌優位になって免疫力が高まるからと言われています。
しかし、だからといって日本のスーパーで売られている大量生産されたヨーグルトにも腸内を良くする菌があるのかというと、ハッキリ言ってありません。
それに市販のヨーグルトの中には乳酸菌だけでなく、大量生産のためにさっさと牛乳を固めるものを入れているメーカーもあるくらいです。
健康に良いヨーグルトを得るには信頼できる菌をもらって、例えばケフィアとか、それを良質な牛乳を使って自宅で作ることです。
ただし、その菌があなたの体に合うかどうかという問題もあります。
話を花粉症に戻しますと、仮に良質なヨーグルトを手に入れることができたとしても、それを食べ続けていては花粉症の原因であるカパ体質を増やすことになりますので、ヨーグルトは避けるべきです。
それでは、ヨーグルトに代わるもので免疫力を高めれば花粉症は改善されるのでしょうか。
残念ながら多少は良くなることもありますが、もともと免疫力の高さと花粉症は関係ないとアーユルヴェーダでは言います。
アーユルヴェーダ的には花粉症はあくまで体質の偏りによって起きる症状ですから、偏った体質を減らしていくことが何よりも大切です。
健康には良い食材を取り入れていくことも大切ですが、病気を治す場合には体内に溜まった悪いものを減らすというマイナスの発想が役に立ちます。
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