アーユルヴェーダのお勧め入門書
私がアーユルヴェーダを学び始めた1990年代ではアーユルヴェーダの
本はとても少なかったのですが、あれから20年以上たった今では、
1年間に10冊前後の本が出版されているようです。そのアーユルヴェーダ本の種類を大きく分けると3つあるように思います、
それは
◇入門書
◇女性用
◇少し専門的なもの
です。
今回は私がお勧めの入門書を2冊ご紹介したいと思います。
本はとても少なかったのですが、あれから20年以上たった今では、
1年間に10冊前後の本が出版されているようです。そのアーユルヴェーダ本の種類を大きく分けると3つあるように思います、
それは
◇入門書
◇女性用
◇少し専門的なもの
です。
今回は私がお勧めの入門書を2冊ご紹介したいと思います。
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1冊目のタイトルは「アーユルヴェーダ食事法 理論とレシピ」
香取薫 佐藤真紀子 径書房
アーユルヴェーダの入門書はどれも3つの体質については必ず説明されています。
これについてはどの本も内容は似たりよったりで、
違いはほとんどありません。
しかし、この本の良いところは日常生活の中で活かせる方法、
特にそれは食事面ですが、それに多くが費やされています。
アーユルヴェーダに基づいたレシピが紹介されていますが、
出来上がった料理のカラ―写真も載っています。
理論については、初心者の方のためにこれだけは知っておいて欲しい
という事が網羅されて、簡潔に説明されています。
アーユルヴェーダの本はとかく理論面に比重が傾きやすいですが、
理論面と実用面のバランスがよく、わかりやすくて、
しかも見た目もきれいです。
著者が二人とも女性で、特に香取さんはインド料理の研究家と
いうこともあってか実用面が充実しています。
スパイスやインドの食材(日本でも入手可能)、野菜を使ってのインド料理の作り方と、
その料理へのアーユルヴェーダ的な観点からのコメントが付けてあります。
なお、オイル・トリートメントの方法についての記載はありません。
香取薫さんのブログ
「インド料理研究家 香取薫 日記」
その他の著作
「アーユルヴェーダ・カフェ」
上馬場和夫氏との共著 地球丸
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ファンタスティック・アーユルヴェーダ
次にご紹介したいのが
「ファンタスティック・アーユルヴェーダ」
蓮村誠 知玄舎
蓮村誠さんは最も多くのアーユルヴェーダの本を執筆している
現役のアーユルヴェーダ医師です(2014年現在)。
おそらく国内では最も経験の豊かなアーユルヴェーダ医師の一人だと
思いますが、特に脈診の腕は本当に凄いと思います。
私も一度受けたことがありますが、びっくりしました。
著作はほとんどが初心者向けで、それぞれの本の重点が毒出しや、
オイルマッサージ、女性用、食事法などに別れています。
「ファンタスティック・アーユルヴェーダ」は蓮村先生が出された本の
中で入門書としては最もまとまっていると思います。
内容は、ドーシャ(体質)やアーマ(毒素)の説明はもちろんありますが、
他の本にはない特徴があります。
それは75種の体調不良や疾患に対して、アーユルヴェーダ的な原因と
自分でできる対応法が書かれていることです。
例えば、「不安や心配症」はヴァータが悪化したことによるもので、
その対応法としては静かな環境を作り、体を温かく保つこと。
食事面では温かく、穏やかで、適度に油を使ったものを毎日規則的に
食べ、刺激的な味、辛い味を避けますなどと書かれています。
その他、オイルマッサージも勧められています。
75種の中には
耳鳴り、肩コリ、首の痛み、頭痛、睡眠、風邪、倦怠感、生理前の 症状、便秘、むくみ、お腹のはり、寒さに耐えられない、四肢の冷え、 乾燥肌、シミ、顔の火照り、胃痛、胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、 下痢、痔、目の下のくま、眼精疲労、体臭、頭髪の薄さ、イライラ、 胸焼け、肝機能障害、鼻閉、鼻水、日中の眠気、喘息、アレルギー性 鼻炎、花粉症、関節疾患、腰の冷えや痛み、高血圧、心筋梗塞、湿疹、 アトピー性皮膚炎、脱毛症、うつ病、貧血、糖尿病、肥満、子宮筋腫 |
アーユルヴェーダ的な対応法を知ることで多少は症状が和らげることができると思います。
なお、本の中には料理に関しての記載はありません。
蓮村先生の他の著作には
「DVD付き アーユルヴェーダ セルフマッサージ」 河出書房新社
蓮村誠先生のクリニックは
「マハリシ南青山プライムクリニック」
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