チアシードの効能 楽々ダイエットと便秘改善効果も!
チアシードは古代アステカ時代から伝わるスーパーフードで、栄養が豊かで薬としても使われ、当初は王族のみが食べることが許されていました。
それが今や日本でも手に入るものになり、特にダイエット食品として注目を浴びています。
古代アステカからの素晴らしい遺産であるチアシードの効能についてご紹介します。
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目次 |
ダイエット食としての魅力
チアシードがダイエット食品として使われるのには2つの理由があります。
【一つ目の理由】
チアシードを水に浸すと10倍に膨らんでゼリー状になり、これがとても腹もちがよく、低カロリーなのです。
ゼリー状になるまでにだいたい30分~1時間弱くらいかかります。
実際にどんな感じで膨らむのかご覧になりたい方は次の動画が参考になるでしょう。
チアシードを噛むとプチプチとして、味はほとんどなく香りもありませんので、他の食品と合わせやすいという利点があります。
【二つ目の理由】
チアシードがダイエット食品として優れているもう一つの理由はそれが少量でもとても栄養価が高いということです。
いいえ、むしろ、極めて高いと言ったほうが適切かもしれません。
特筆すべきはそのスタミナです。
先住民の狩人はひと握りのチアシードと水筒をもって野山を一日中駆けまわってても、疲れることがなかったと言われています。
アメリカではアスリートがスタミナを向上させるためにチアシードを取り入れています。
続いてさらに詳しくチアシードの栄養面についてご紹介します。
栄養について
チアシードは植物の分類上はシソ科サルビア属になります。
チアシードはタンパク質、ミネラル、ビタミン、食物繊維、必須アミノ酸、体では作れない必須脂肪酸などが豊富です。
主要なビタミンB群の全てがバランスよく含まれます。
ミネラルの中では特にカルシウムが豊富で、100gの中に600mgのカルシウムが含まれ、これは牛乳の約5倍です。
また、微量ミネラルのホウ素も含んでいます。
チアシードの食物繊維は水に溶けないものと溶けるものの両方を持っています。
水に溶けない食物繊維にはセルロースとリグニンがあり、これらがお通じを良くしてくれます。
チアシードを食べていた先住民には便秘だった人がほとんどいなかったと伝わっています。
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薬としての効能 注意点は?
多くの植物の種が油を含みますが、チアシードはとても健康に良い油を含んでいます。
【豊富なオメガ3】
チアシードは必須脂肪酸であるオメガ3とオメガ6を20:60の理想的なバランスで含んでいます。
現在の調理油にはサラダ油、コーン油、紅花油などのオメガ6に偏ったものが多く、これらはアトピーや花粉症の原因の一つとも指摘されています。
オメガ6自体は体に必要なものなのですが、過剰になっては健康に害を及ぼしますので、オメガ3とのバランスが大切になってきます。
その点、チアシードは最適と言えるでしょう。
オメガ3が多いチアシードには下記のような病気の改善への効果が期待できます。
ガン 動脈硬化 狭心症 うつ病 高血圧 皮膚病(乾癬、湿疹) 肥満 高コレステロール 脳卒中と心臓発作の予防 多発性硬化症 リウマチ性関節炎 |
なお、オメガ3は熱に弱く加熱すると酸化しますので、生で食べるほうがおススメです。
水で膨らませなくてもそのままで、野菜やフルーツのスムージー、朝のシリアル、サラダ、みそ汁などにかけて食べることもできます。
チアシードはオメガ3の一つであるαリノレン酸を多く含み、亜麻仁油が50~60%のαリノレン酸を含むのに対し、チアシードはそれより少し多い60.8%も含んでいます。
αリノレン酸が不足すると脳や神経の活動が低下していきますが
チアシードを摂ることで記憶力が回復し、アルツハイマー病の予防にもなります。
【糖尿病】
チアシードには前述の水溶性食物繊維とアミロースというデンプンが多いために消化がゆっくりと進みます。
そのために血糖の上昇が緩やかになるのでインスリンを急激に必要とすることがないため、糖尿病が予防できると期待されています。
【その他の疾患】
胃の不調、前立腺の不調による頻尿、チアシードから搾りとった油は炎症を起こした皮膚に塗られていました。
なお、副作用と言えるほどではないのですが、普段から便通が良い人にとってはチアシードを食べ始めた頃に少しお腹が緩くなる場合もあります。
参考図書:「チア・シード」ジェイムス・F・シェール
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