伝統医学アーユルヴェーダや自然治癒を高める健康法まで

脳疲労① 4つの原因と3つの回復法

脳疲労

現代の社会では脳が疲れやすい環境にあると言えるかもしれません。

がんばりたい気持ちとは裏腹に頭が全然働かないとか、考えがまとまらない、物忘れが多い、あるいは鬱といったいわゆる「脳疲労」と呼ばれる症状はだれにでも起きやすいものです。

100年前のゆったりとした社会とは違い、ペースの早い現代では脳を癒す方法を身につけておく必要がありそうです。

ここではインドのアーユルヴェーダ医学の観点から脳疲労を解消する方法をご紹介しています。

SPONSORED LINK




脳が疲れるには主に4つの原因があると考えられます。



1つ目の原因は「過剰な情報」です。

パソコンやスマホなどによって情報を簡単に得られることはいいのですが、それに過剰にさらされると脳が情報を処理しきれずに脳の神経が疲れていきます。


また、電子機器から出るブルーライトや電磁波といった要因も疲れに拍車をかけています。



2つ目の原因は「精神的ストレス」です。

人間関係での悩みや気疲れ、または仕事などのせいで「あーしよか、こーしようか、これもしなきゃ、あれもしなきゃ」とこんな具合に心がせわしく揺れ動くことがあります。


このような心理状態が酷くなったり、長く続いたりすると思わず「ワッー」と叫びたくなることがあります。


こんな時、ストレスによって脳(神経)は疲れきっています。


また、願望が実現されない状態が続くことによっても脳への疲労は溜まっていきます。



3つ目の原因は「睡眠不足」です。

朝起きても眠気が残っていたり、スッキリしない、あるいは疲れを感じるといったことがあれば睡眠による充分な休息が足りていない可能性大です。


疲労が解消できていない状態で仕事に行けば、さらに仕事場での疲労が重なり、脳疲労が蓄積していくという悪循環に陥っていきます。



4つ目の原因は「間違った食事」です。

脳のエネルギー源は食事によって得られるブドウ糖ですが、不適切な食べ物を多く摂っているとブドウ糖が不足してきます。


また、食べ物だけでなく、食べる量も実は脳疲労と大きな関係があります。


以上の4つの原因を踏まえて脳の疲れを実際に取っていく方法についてご紹介します。



Sponsored Link




脳を疲れから回復させる方法


1つ目の情報過多に対しては脳疲労による症状を感じなくなるまでは情報から離れることです。


特に、できるだけ目を使うことをしないことです。


例えば、パソコンやスマホ、タブレットなどの電子機器、それにテレビや読書も控えるべきです。


目は認識したものを脳で自動的に処理しようとします。


また、耳から入る情報も同様に控えます。


例えば、ラジオからの人の会話、テンポの早い音楽などです。


人の脳波をα波にする音楽などがありますが、こういうものは
心を穏やかにして、脳の疲れを癒してくれます。



精神的ストレスからの回復


心が安定していなと心ばかりが急いてしまって、やらなければならない事が事実以上に多く思えてしまいます。


アーユルヴェーダではこのような状態を頭部のプラーナ(動き)が乱れていると言います。


プラーナとは広い意味では動きに関することで、狭い意味では思考や呼吸も含みます。


落ち着かない状態では呼吸は浅く早くなっていますので、深呼吸や瞑想などによってまずは呼吸のリズムをゆっくりしたものにします。


すると自動的に心の動きもゆっくりしてきますので落ち着いて目の前の事を淡々と効率よく処理できるようになります。


深呼吸や瞑想の他にもアーユルヴェーダでは頭へのオイルマッサージを勧めています。 


これはオイルの重たいという質が脳内に浸透し、軽いゆえに動きまわって落ち着かない心や思考(プラーナ)を物理的に鎮めていく方法です。


オイルマッサージは若返りや深い睡眠などにも効果があります。
(関連記事:オイルマッサージの方法 準備と実践



ただ、精神的なストレスが酷い場合には脳のトリートメントと呼ばれる「シロダーラ」という療法がお勧めです。
(関連記事:シロダーラの効果 深いリラックスで不安や緊張を解放


人間関係によるストレスの場合にはカウンセラーの力を借りたほうが早く解決すると思います。



質の良い睡眠


睡眠は脳の疲労を取る上で非常に重要ですが、良い睡眠とは単に長い睡眠のことではなく、充分に深い休息をとれている睡眠のことです。


深い休息を取るコツは2つあります。


一つは寝る前までに夕食の消化を終えておくことです。


消化が終わっていないと、眠っている間にも消化活動をしなければならないため、その分、睡眠時間が長く必要になってきます。


空腹状態で就寝すれば短時間で深い休息を得ることができます。必ずしも8時間眠らなければ休息は取れないという医学的根拠はないそうです。


2つめのコツは夜10時までに床につくことです。


体には太陽に連動した生体リズムがありますが、アーユルヴェーダでは夜10までに寝ることで最も深い休息を得ることができるといいます。


仮に同じ時間眠るにしても、夜10時に寝るのと夜中の1時に寝るのでは休息の深さが違ってきます。(関連記事:不眠症の改善法


深い休息が取れた後の起床は気持ちよく、スッキリと起きられるようになります。



「脳疲労ヒーリングCD」より  
ゆほびか 2016年 11月号 [雑誌CD付き 楽天]



食事による回復法については 脳疲労② 回復させる食べ物ウソホント にて。


脳の疲れが取れてくるに従がって、思考はより明晰になり、集中力や判断力や増し、気力も湧いてくるようになるでしょう。




Sponsored Link



関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

当サイト記事についての注意点

当サイト上の情報においては、できるかぎり正確性を期しておりますが、確実性・安全性は保障いたしかねます。
当サイトのご利用はあくまでご利用者様の自己責任による判断でお願い致します。
万が一、当サイトに掲載された情報に起因してトラブル等が生じた場合でも、管理人は一切の責任を負わないことをご了承ください。
FX投資家