胆石の痛みの対処法 食事法で石を溶かすには
胆石による痛みは私が経験した痛みの中でもベスト3に入る酷いものでした(^.^;)。 胆石ができるのは食事内容と密接な関係がありますので、胆石を生じやすい食品と既にできた石を溶かす食事についてご紹介します。
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私と胆石
ある日の夜に急に右背中に痛みがキリリ!っと感じました。
その日は初めての痛みだったのでなんだろうと思って様子をみましたが、翌日の夜は眠っていたのに痛みで目が覚めました。
数日後に友人の医者に診てもらうと、胆石ではないが、胆砂かもな、って診断されました。
痛みが起きる理由
胆のうは油分の多い食物などを食べると、それを消化しようと胆汁を出します。その時、胆のうが収縮しますが、胆石がたくさんあったり、角ばっていると痛みが一時的に生じることがあります。 ただ、胆石があっても死ぬまで痛みを生じない人もいます。 |
知り合いの方が胆石を長いこと患っていましたが、その人がインドの伝統医学アーユルヴェーダの浄化療法を受けて石が溶けたという話を聞いていました。
私が幸運だったのは石は溶けるものなんだという良いイメージをもっていたことです。そんなこともあって、方法はなんであれ、自分でも体を浄化することをやらねばと思いました。
まず、近所にある気功療法を受けました。
そして、自宅では還元作用の強い自然塩(「キ・パワーソルト」)を持っていたので、それをお風呂にたくさん入れて塩風呂で血液を浄化しました。
(関連記事:7つのデトックス)
これで取りあえず痛みはなくなりました。
胆石を作りやすい食事
痛みがなくなったことで、やっと冷静になれて、それから胆石の原因を調べてみました。当時はインターネットが使えなかったので、本だけで調べました。
するとマクロビオティックという食事療法の本に胆石の原因は乳製品とあと何かと書いてあり、忘れましたが、とにかく、その時の自分の食生活で偏っているものと原因がピタリと符合していました。
痛みが感じる前には頻繁に揚げものを食べ、缶コーヒー(コーヒー・ミルク・砂糖を含む)を飲んでいました。 コレステロールが多くなる食事だったわけです。
通常、コレステロールは胆汁酸に溶かされるのですが、多過ぎて溶かすことができないと結晶化して胆石となります。
胆石の種類は主に「コレステロール結石」「ビリルビン結石」「黒色石」の三種に分類されます。 この中でも「コレステロール結石」が最も割合としては多く、約80~85%くらいを占めます。
ビリルビン結石と黒色石についてはなぜできるのかがいまだによくわかっていませんが、コレステロール胆石を生じさせないためには基本的に以下のようなコレステロールの高い食品を避けることが大切です。
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これらがご自分の食事の中でどれくらいの割合を占めるのか、一度、チェックしてみるのがよいでしょう。
上記の食べ物は体重増加や糖尿病になりやすいという面もありますが、実際、胆石がある方には肥満の方や糖尿病の方が多くいます。
食事内容とは別に、朝食をとらない人にも胆石になりやすいという傾向があります。
これは昨夜の夕食から翌日の昼食までの食事をとらない時間が長くなるために、胆のうにコレステロール飽和度の高い胆汁が溜まり、胆石ができやすくなるためです。
それからコーヒーも避けることが大切です。
症状の程度によっては一時的にでもまったく上記の食品を摂らないようにするくらい、徹底すべきでしょう。
シュウ酸を多く含んだ食品(ほうれんそうなど)も石を作りやすいという指摘がありますが、これは尿路結石のことだと思われます。
食事の他にあと一つ、胆石になりやすい人の特徴があります。 それは閉経が近づく40代の女性です。
おそらくホルモンの関係だと考えられています。 昔から、胆石は女性のほうが男性よりも多く、3倍くらい多いのではないかとも言われています。
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石を溶かす方法
胆石を溶かすためには以下に述べるような方法で血液の粘性をどんどん取り除いていくことです。
・大根の汁 ・梅醤番茶 ・ふのり |
大根の汁は肉・魚の動物性タンパク質の解消に優れています。また、消化を促進してくれます。
マクロビオティックという食事療法では、「梅醤番茶」を勧めています。
梅醤番茶の作り方は
梅干し(自然塩使用、添加物無し) 中1個 しょうゆ 小さじ2分の1~1杯 生姜おろし 2,3滴 三年番茶 150cc~200cc |
梅干しをつぶしたら、しょうゆ、生姜おろしと熱々の三年番茶を注ぎます。
胃腸の疲れを回復するのにも適しています。
マクロビオティックの食事をアドバイスしてくれる専門家は各地にいますから、アドバイスを求めるのもよいでしょう。
ふのりは昔から「石を溶かす」と言われています。 「ふのり」にはフランという成分を含んでいるのですが、これがコレステロールの吸収を抑える働きをもっています。
また、食物繊維が豊富ですから便通を良くしてくれます。
食物繊維もコレステロールを減少させる効能があります。 食物繊維を多くとるグループとそうでないグループとの比較では、食物繊維を多くとるほうが明らかに胆汁中のコレステロールが少なくなっているという結果が出ています。
その他の改善法
胆石を溶かすお茶についてはいろんな種類が出ています。
一度、商品名に魅かれて、いかにも効きそうなお茶を値段が高いにもかかわらず買ったのですが、効果は感じませんでした。名前負けしてました(^^;)。
今、気にいっているのは「びわ茶」です。
これで胆石が溶けたという体験談があり、また、著名人の愛好家も多いので試しに購入してみました。
とても体が温まり、特にお小水の出が良くなります。味はほうじ茶に似て飲みやすいです。
びわ茶はいろんな会社から出ていますが、無農薬の「ねじめびわ茶」がお勧めです。
費用対効果も高いので、すごく満足しています。
オリーブオイルは食用油の中でも例外的に胆のうに(ついでに肝臓にも)良い油です。 レモン汁とオリーブオイルを交互に飲むことで、胆石の溶解と排出を促します。 この方法は西洋に伝わる伝統的な胆石の改善法です。
胆のうの疝痛発作が起きた時には、ワイングラス1杯分のオリーブオイルを痛みが収まるまでゆっくりと飲むという方法もあります。
なお、オリーブオイルはエクストラバージンオイルをお使いください。
現在、スーパー等で市販されているオリーブオイルの多くは種類の違う油が混入されています。 オリーブオイルを使う場合には信頼のできる健康食品店から購入されるのがよいでしょう。
また、胆石を溶かすものとして、スイカ、レモンジュース、リンゴジュースなどもあります。
それでは、痛みのない人生をおくられることを願っています。
参考文献:「胆石の謎」谷村弘
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