セロリの3大効能 あの独特の香りがイライラを緩和!
セロリと言えばあの独特の香りですが、実はこの香りには心への優れた鎮静作用が含まれています。 また、その他の効能とそれを引き出す調理法についても合わせてご紹介します。
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1 香りによる精神安定
野菜にはちょっときつい辛味や苦味、あるいは香りがあるものですが、これはファイトケミカル(機能性成分)と呼ばれるもので、植物が外敵からの捕食を逃れるために放っているものです。
生姜の辛味や紫蘇(しそ)の香りなどもファイトケミカルの一種です。
そういう意味ではセロリの香りは食べるのが苦手という人も多いので、外敵から守るという役目を充分に果たしていると言えるでしょう(^^)
セロリの香りはいくつもの成分からなりますが、主要なのは「アビオイル」という成分で、これは精油です。
アビオイルには精神を安定させイライラを緩和したり、鎮静作用によって睡眠を促したりします。
また、他にも以下のような効能があります。
更年期障害の改善 肝機能の向上 精神を安定させる 安眠 食欲を増進させる |
アビオイルはセロリを食べたりスープにして飲んだりする以外にも、お風呂にセロリを入れることによってもアロマオイルとして使えますから、一度試してみてはいかがでしょうか。
【セロリ風呂のやり方】
セロリを1~2㎝程度に切ったら、ネットかストッキングなどに入れます。 それをお風呂に入れたらOKです。
セロリはちょっと古くなったものでも、香りは残っていますから、充分に使えます。
アビオイルは冷え症にも効果的です。
セロリの第一の効能ということで精神安定をご紹介しましたが、さらにもう一つ、セロリには精神を安定させる要因がアビオイル以外にもあります。
それは豊富な「カルシウム」です。
ちなみにですが、セロリにはリン(骨・歯を作る)というミネラルも含まれており、これが多いとカルシウムの吸収が妨げられるのですが、カルシウムとリンを1:1という理想的なバランスで含んでいます。
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2 血圧を下げる
セロリには排出作用のあるカリウムを豊富に含んでいるため(410mg/100g中)、利尿を促し、むくみを取り、血圧を下げる効果があります。
特に降圧作用は科学的にも確認されています。
また、高血圧の中でも頭が張るような感じの痛みや顔の紅潮などに効果があるようです。
中国の民間療法ではセロリ(芹菜きんさい)はよく知られており、血圧を下げる他にもめまいやのぼせの緩和に用いられます。
血圧を下げたい方はセロリをジュースか、あるいは煎じて飲まれるとよいでしょう。苦味を緩和するのにはハチミツなどが適切です。
3 アンチエイジング
セロリにはβカロチンが豊富にあり、これには全ての病気の原因と言われる活性酸素を除去する抗酸化作用があります。
βカロチンもファイトケミカル(機能性成分)の一つで、効能としては抗酸化作用の他に、アンチエイジング(若返り)、癌の抑制作用、目に良いといったことがあります。
また、セロリは男性に限っては強請作用もあります。 それからビタミンC, ビタミンEによる美肌効果もあります。
このβカロチンを抽出するのには、茎の部分をお湯で20分以上煮込むことです。 短時間の沸騰だけですと充分にβカロチンをしみ出させることができません。
βカロチンは葉の部分にむしろ多く含まれていますので、葉を天日干しにして乾燥させ、それを煎じてお茶として飲まれるとβカロチンをより多く摂取できるでしょう。
また、βカロチン以外の栄養においても茎よりも葉のほうが豊富です。 特に鉄、マグネシウム、カリウム等のミネラルを含んでいます。
第一の効能で紹介した香り成分による精神安定効果も、セロリの葉の煎じ茶を通しても吸収することができます。
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