風邪を早く治すアーユルヴェーダ流は目からうろこ
インドの伝統医学アーユルヴェーダが教える風邪を治す一番の良策は特別なレシピの食事でもなく、レアな薬草でもなく、拍子抜けするくらい簡単なある事なのです。 しかし、ほとんどのお医者さんも知らない方法です、それは・・・
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風邪の特効策は
結論から言いますと、「食事を抜くこと」なんですね。
なぜなら、風邪の原因は「ウイルス」ではなく、「食べ過ぎ」からきているからなのです。
「ウソ!、信じられない、あんた何言ってるの」と思われたかもしれませんね。
私がアーユルヴェーダのセラピストになる前に、セラピストの先輩から風邪の原因は「食べ過ぎ」と言われた時に、私も同じように疑いました。
「この人、頭おかしいんじゃない」かって(笑)。
しかし、アーユルヴェーダのことを学ぶとそれが本当だとわかりました。 では、それがどういうことなのか簡単にご説明したいと思います。
私たちの体は常になんらかの細菌やウイルスと接触しているわけですが、それに対応してくれるのが「体内の熱(ピッタという)」だとアーユルヴェーダでは考えます。
この体内の熱は現代的に言えば「免疫力」だと思って頂ければ結構ですし、また熱は消化、知性も司っています。
体内の熱は胃が空っぽだとウイルスをやっつけるために活発に働いてくれます。
ところが、お腹の中に食べた物があると熱は消化活動を優先して、ウイルスへの抵抗が弱くなってしまいます。
そうこうしている内に風邪の症状は悪化しますから、結局、体はウイルスをやっつけるために自然治癒力によって普段よりも熱を出さざるを得なくなるわけです。 これが発熱です。
風邪の時の理想の食事
風邪の時は栄養のあるものをしっかり食べようと考えて、がっつりお肉を食べる人もいますが、はっきり言って悪化します。風邪の時にお粥など、消化に負担のかからないものを食べるのはいいのですが、もし、空腹でいられるのでしたら、何も食べないのがベストです。
そして、サプリメントのような消化に負担をかけないもので手早く栄養を補給できるのが理想です。
もし、体に冷えを感じ「風邪をひいたかな?」と思った時にすぐに食を断たれると、風邪をひかないものです。
仮に風邪をひいてしまった後でも、食事を減らすと風邪の症状が軽くて済みます。鼻水や熱を出すこともありません。
よく風邪をひく方や風邪からの治りが遅い方は、よかったら一度、お試しください。 次はもう一つの風邪を早く治す方法です。
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汗を出す
食事の次に効く風邪の治し方は「汗出し」です。
私がこの方法を知ったのは、オリンピックの体操選手が風邪をひいて、本番前日にサウナで汗をかいて休んだ、というのをテレビで聞いたからです。
ちなみに、その方は鉄棒の森末真二さんです。
本当かどうか試すために、風邪で頭がフラフラする中、サウナに汗をかきに行ったことがあります。 当時はかなり必死だったので(笑)
やってみたら、びっくりするくらい回復しました。
アーユルヴェーダ的には頭に熱くするのは勧められないので、今はサウナに行く代わりに自宅で半身浴をして汗をかくか、岩盤浴に行くようにしています。
汗を出すと「毒素」が体外に排出されるため、体内が浄化され、免疫力が活性化されます。
風邪をひいた時以外でも、定期的に汗を出すことは体内を浄化する(デトックス)にはとてもいいです。
ただし、既に発熱している場合にはしないほうがいいでしょうし、また、普段から貧血ぎみ、高血圧、心臓が弱い方は充分に気をつけてください。
注意したい葛湯
風邪を治すために体を温める飲み物としてよく利用されるのが「葛湯」です。
「そんなことは知っていますよ!」と言われそうですが、ちょっと待って下さい。
もしかしたら、あなたは効果のない葛湯を飲んでいる可能性があります。
というのも、スーパーで売られているような市販の葛湯には甘味を加えるために砂糖が加えてありますが、砂糖は体を冷やす作用がありますから、これでは元も子もありません。
市販のものは避けて、普段から本葛粉を常備されておくとよいでしょう。
「葛」は風邪のひき始めに飲まれる葛根湯の主原料でもあり、「体を暖める、発汗、解熱、整腸、筋肉の緊張を緩和、血行促進」などの薬効があります。
葛湯に生姜やシナモン(桂皮)などを入れるとさらに体が温まります。
生姜もシナモンも数多くの漢方薬の原料として使われている薬草です。
生姜湯だけでも体を温める効果はありますが、空腹時に飲むと消化力を刺激して、空腹感が増して辛くなるかもしれません、私の経験上ですが。(笑)
それから生姜を使う場合は乾燥したもののほうがより効果的です。
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