ヘンプシードオイル(麻の実油)の5大効果とは
ペンプシードオイルは麻の実から抽出された油で色は薄い緑色で少しナッツの香りがします。 万能オイルとして自然派の健康食品を好む方々の間ではよく知られています。
例えば、女優の藤原紀香さんも使っていますし、アメリカではスーパーフードの品目にも上げられるほどです。 その多様で突出した効果についてご紹介します。
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第1 アレルギーの改善
まず、ヘンプシードオイル(麻の実油)にどんな成分が含まれているのかについてお伝えします。
現在、家庭用調理油の多くはオメガ6系脂肪酸に偏っていますが、これは血液を固めたり、免疫力を落としてアトピーや花粉症などのアレルギーの原因になるとも言われています。
良質な油(脂質)の条件は必須脂肪酸のオメガ3とオメガ6のバランスです(必須脂肪酸は体内合成ができないため、外部から摂取するしかありません)。
その点、ヘンプシードオイルにはオメガ3とオメガ6が1:3の理想的なバランスで含まれています。
オメガ3脂肪酸(αリノレン酸)が多いことで免疫力系が強化されて細菌やウイルスへの抵抗力がつき、また、アレルギーを改善します。
また、ヘンプシードオイルにはγリノレン酸(GLA)も含まれており、これはアトピー性皮膚炎の改善に効果があるとされています。
第2 脳の栄養
脳は水分を除くと65%が脂質でできています。 そのため、脂質の質やバランスが脳の機能を左右することになるため、栄養豊かな油を選びたいものです。
ヘンプシードオイルに含まれるαリノレン酸(オメガ3脂肪酸)は体内に摂りこまれると脳の栄養素であるEPAやDHAに変換されます。
ヘンプシードオイルの摂取によって脳に栄養が補給されると鈍っていた脳の活動が再び活性化されて記憶力が回復しますし、認知症やうつなどの改善も期待できます。
また、αリノレン酸は血流を良くする働きもあるので脳内の血流促進によっても脳機能の向上に良い影響があります。
余談ですが、EPAやDHAは青魚に多く含まれるので、魚を食べると頭が良くなると言われますが、近年、海の汚染(放射能等)が気になります。 その点、オーガニックの植物性油でしたら品質を心配することなく摂取することができます。
第3 血液サラサラ
αリノレン酸は血液の粘度を下げ、血栓を作らせない作用があります。
そのことによって血圧は下がりますし、また、動脈硬化や脳梗塞の予防ができます。
さらに、全身の血流循環が良くなることで冷え症の改善が期待できます。
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第4 脂肪の分解
油というと太るというイメージがありますが、むしろαリノレン酸は脂肪を燃焼させ、コレステロールを下げる働きがあります。
ヘンプシードオイルはダイエット効果がある食用油なのです。
第5 美肌
ヘンプシードオイルは皮膚の湿疹や痒みなどの炎症を抑えます。
また、保湿作用があり乾燥した皮膚や髪に潤いを与え健康な状態にします。
ヘンプシードオイルはマッサージ用のオイルとしても使えますし、各アロマ(精油)と混ぜて使うことで一層効果を高めます。
例えば、ヘッドマッサージを行えば脳内の血液循環を促すことができます。
その他の効果
・血糖値の低下 ・癌の予防 ・炎症に関する疾患の改善 ・便通の促進 ・腸内環境を良くし免疫力を向上させる ・酸化を防ぎアンチエイジング |
ヘンプシードオイルについては3分30秒から
使用上の注意点や副作用
ヘンプシードオイルの有効成分であるαリノレン酸は熱に弱いという性質があるため、調理で加熱するのは向きません。
でき上がった料理の上からかけるのが適切な摂り方です。 スープやシチューなどの温かい料理でもでき上がったものであればかけても大丈夫です。
前述の通りヘンプシードオイルには血液の粘性を下げる作用があり、これは一般の人にとっては健康を増進しますが、もし、血液の凝固や心臓に問題がある人は医師に相談するのがよいでしょう。
また、全てのオイルに当てはまりますが、摂取量が多いとお腹が緩くなって下痢をすることがあります。
ヘンプシードは今、その効能が注目されてきていますが、そうなると大手食品会社が生産に参入して品質が落ちてくることがあります。
そこで品質の良いものを選ぶ目安としてはオーガニック(無農薬)であり、コールドプレス(低温圧搾)で抽出されていて、容器は光が入らないように暗い色にしてあるものがよいでしょう。
なお、ヘンプシードオイルは麻の実から取り出された油であり、大麻草から抽出されたカンナビスオイルとは異なります。
(*カンナビスオイルは日本では合法化されていません。2015年現在)
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