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黒豆の7大効能と 効果を引き出す調理法

黒豆

黒豆は薬効が多く、特に女性が喜びそうなアンチエイジング、むくみの解消、更年期障害の緩和などもあり、また、スマホを長時間使う人には助かる眼精疲労の回復効果もあります。 黒豆の特に代表的な7つを科学的な視点と効果を引き出す調理法と合わせてご紹介します。

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1 アンチエイジング


黒豆には若返り効果があるのですが、これは全ての病気の原因である活性酸素を除去する抗酸化作用があるからです。


その抗酸化作用は「サポニン、アントシアニン、レシチン」といった有効成分の働きによるものです。 これらの成分は一つ一つが複合的な効果を持っていますが、その効果については後々ご紹介します。


また、肌を綺麗にする効果のあるビタミンEやビタミンB群が含まれており、前述のアントシアニンにも美肌効果がありす。


ビタミンB群に関しては大豆の中で最も多いのが黒豆です。


中国の薬学の書物(明朝時代)である本草綱目には「数ある大豆のうち、黒豆のみに優れた薬効がある」と記載されています。



2 むくみの解消


中医学では黒豆は「腎」に効く、と言われています。 ここでいう腎とは腎臓も含めたもう少し広い範囲の生理機能を意味します。 それは根本的な生命力といったものですが、元気や精力などもこの腎と関係し、黒豆によって活性化されます。


腎臓機能が高まることによって排尿が促されますので、むくみの改善に効果があります。



3 浄化作用


有効成分サポニンは血液を浄化(サラサラ)して血流が増します。 このことによって動脈硬化を予防します。 


レシチンも動脈硬化を予防し、悪玉コレステロールを減少させます。 また、レシチンには肥満防止や記憶力の向上といった効能もあります。


黒豆は腎臓だけでなく解毒臓器である肝臓にも良い働きをします。 つまり黒豆は浄化機能を司る肝腎ともに活性化するデトックス食品と言ってもいいでしょう。


また、黒豆はカリウムも豊富なので高血圧の予防にも有効です。


黒豆には食物繊維やオリゴ糖も含まれており、それによって便通が促されますから、日々の老廃物の排泄を好調に維持し、体内を浄化してくれます。
(関連記事:小豆のデトックス効果! むくみ解消から宿便(腸内掃除)まで



4 のど


民間療法の中で黒豆の効能と言えば「のど」を良くするのが最も有名でしょう。 具体的には声がれ、風邪による喉の痛み、咳、気管支炎、喘息などの改善に効果があります。


のどの調子を回復させるのに使うのは「黒豆の煮汁」です。 声楽家の間ではよく知られており、声に潤いが戻ります。また、髪に潤いを与えたい時にもこの煮汁が使えます。


また、黒豆の煮汁を産後3、4日後に飲めば、子宮に残っている不要物の排泄を促し、瘀血(おけつ)を取り除きます。


煮汁の作り方
4分の1カップ、水3~4カップ
水が半分になるまで煮詰めたら、
塩小さじ1弱を入れて飲みます。


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5 更年期障害


黒豆にはイソフラボン(有効成分)が豊富に含まれていますが、このイソフラボンは女性ホルモンに近い働きをします。


そのため、女性ホルモンの分泌低下によって起きる更年期障害の改善に有効です。



6 目


眼精疲労の食品と言えばブルーベリーが有名ですが、それはブルーベリーにアントシアニンが含まれているからです。


そのアントシアニンは黒豆にも豊富にあり、眼精疲労だけでなく視力低下を防ぐのにも効果があります。



7 糖尿病の改善


血糖値を下げるにはすい臓から出されるインスリン(ホルモン)が必要ですが、そのインスリンの分泌を促す酵素である、「トリプシン・インヒビター」と「キモトリプシン・インヒビター」が黒豆にも含まれています。


ただし、この酵素は熱に弱いために、煮汁を作るように加熱することができません。 従って、常温の水に黒豆を浸して、酵素がしみ出るのを待ちます。


50gの黒豆を500mlの水に5時間ほど浸します。 その後に黒豆を取り出します。 1回当たりに200ml前後を飲まれるとよいでしょう。


残った黒豆は煮て食べればこれまで述べてきたその他の効能を得ることができます。



黒豆の栄養のとり方


たくさんの効能がある黒豆ですが、唯一の欠点と言えば消化に重たいために、一度にはたくさん食べられないことです。


私は玄米と一緒に黒豆を入れて圧力鍋で炊いていました。 これだと柔らかくなって、しかも黒豆のほんのりとした甘さが玄米の味気なさを解消してくれて、おいしくいただけました(^^)


なお、市販の甘く煮つけた黒豆はせっかくの効能を精製砂糖を加えることで消していますから、効果は期待できません。


以下は黒豆の栄養を上手く取り入れる調理法です。


【黒豆茶】
①プライパンで黒豆を中火で5分~10分ほどから炒りします。 豆の殻が割けたらOKです。


炒った豆


②炒った黒豆をすり鉢でつぶします。 
 多めに作っておいて、残りを保存しておくこともできます。


③ ②に急須に入れ、お湯をそそげばできあがりです。
 残っただしがらは食べることができます。



【黒豆黒酢】
作り方は黒酢の中に黒豆を浸けるだけです。 1日くらい浸ければ結構です。


黒酢がしみ込んだ黒豆を1日5~10粒ほど食べてもよいでしょうし、または黒豆の成分がしみ込んだ黒酢を飲むこともできます。


黒酢の酸味が気になる場合はハチミツなどの甘味を入れるとよいでしょう。


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