自宅でのデトックス 10のやり方と効果とは
デトックスとは体の中に溜まった毒素や老廃物を出すことですが、これを行うことで心身へのさまざまな良い影響が現れてきます。
その一例としては、肌がきれいになる、疲れがとれる、あらゆる症状や痛みが軽減し、慢性病の改善にも有効です。
デトックスは自宅でできる簡単なものでも、その効果は侮ることができません。 ここでは自宅でできる方法とその効果についてご紹介しています。
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①お白湯
まずは最も簡単にできるデトックスからのご紹介です。
それはお白湯を飲む方法です。
お白湯を30分から1時間程の間隔で、すするくらいの量を飲むことで胃腸を温め、新陳代謝を促します。 新陳代謝が上がるので、お白湯だけで痩せる人もいます。
また、お白湯を飲むと毒素が洗い流されていき、毒素が減ると不思議なことにお白湯を甘く感じるようになります。
ただし、たくさんの量のお白湯を飲むほど効果が高くなるのかと言えば、むしろ逆効果です。
なお、ここで言うお白湯とは電気ポットで一度沸かしたお湯ではありません。 白湯の作り方にはちょっとしたコツがありますので、気になる方はリンク先の記事をお読みください。 お白湯を飲むアーユルヴェーダ式健康法
②発汗
汗を出す方法は自宅でできる半身浴から岩盤浴、ゲルマニウム温浴、サウナなどがあります。 風邪を治すには効果テキメンの方法です。
半身浴の際には発汗をさらに促すために自然塩や生姜を入れるのもよいでしょう。
発汗は血液を浄化し、免疫力を高めるといった効果がありますが、さらに血管やリンパ管に壁面にこびり付いた毒素を溶かすという効果もあります。
また、半身浴用のスーツを着ると多量の汗を簡単に出せます。 出た汗の量がわかるのでびっくりしますよ!
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なお、サウナは熱さが強いので心臓や貧血などの症状がある人はくれぐれもご注意ください。
③塩・薬草風呂
お風呂の中にミネラルが豊かで還元作用のある自然塩や自然の薬草を入れることで有効成分を皮膚から取り込みます。
韓国の焼き塩(キ・パワーソルト)をお風呂に入れたことがあるのですが、家族みんな体が温まり、体が軽くなるという体験をしました。 疲労回復は絶大です。
アルコールも早く抜けますし、お肌の調子も良くなりました。 下手な温泉よりもはるかに効果があります。
④薬草茶と野菜スープ
薬草をお茶にして飲んだり、数種類の野菜を煮込んで、そのスープだけを飲むことで解毒臓器である腎臓や肝臓の作用を高めることができます。
個人的には薬草茶ではびわ茶がお勧めです。 体が温まり、お小水がよく出ます。
野菜にはたいてい機能性成分(ファイトケミカル)が含まれていますが、これがスープに溶け出るには細胞壁が破れるまで20分以上煮込む必要があるようです。
(関連記事:ファイトケミカルって何? 癌を予防できる野菜スープ )
また、野菜の組み合わせによってもデトックス効果には違いが出てきます。
玉ねぎの皮、ごぼう、しょうが、パセリといった食材はデトックススープの材料としては定番になります。
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⑤解毒食材
デトックスに優れた食材はいろいろありますが、特にお勧めの3つの野菜を紹介したいと思います。
【パクチー】
パクチーの特徴は血液中の有害物質と結びついて体外へ排出する作用に優れています。 そして、有害物質の中でも特に水銀を排出するのに秀でています。
癖があるので好き嫌いが分かれますが、デトックス効果に優れていますので、一度お試しください。
【大根】
刺身には大根のつまが付いていますが、これは大根のもつ消化促進と動物性タンパク質の毒素を中和化する働きを利用するためです。
血液の粘りを解消してサラサラにする作用があり、腎臓を助け、むくみを改善させます。
【わさび】
わさびに含まれる「わさびスルフィニル」という成分は肝臓での解毒を促進し、魚・肉のコゲ、排気ガスなどの有毒物質を無害化します。
また、血栓を予防し、活性酸素を除去してガンの発生を抑制します。
⑥オイルのうがいと飲用
白ごま油やココナッツオイルを大さじ1杯ほどの量を1、2分、口の中に含んでいるだけで、口内の雑菌を死滅させ、歯茎を丈夫にし、歯の病気を予防することができます。
次はオイルを飲むデトックス法です。 オイルを飲むと聞くとほとんどの人は気持ち悪さを想像すると思います(笑)
私はアーユルヴェーダのデトックスを受けるために、時前準備として「ギー」という精製バターを20ml~30mlくらい3日間飲まされました。 確かに気持ち悪かったです(苦笑) (関連記事: ギーの効能 アーユルヴェーダが勧める最高の油 )
油は体内の毒素を溶かす働きがあります。 量が多いとお腹が緩くなり、あるいは下痢を起こしますが、下痢もデトックスの一つですので問題はありません。
西洋ではオリーブオイルを飲んでデトックスをします。
ひまし油を飲む場合は最初から下痢を起こすことが目的です。 飲んだ直後は気持ちよくはありませんが、適度な下痢に成功すると体がスッキリします。
下痢が酷いと体力がかなり低下してフラフラしますので、飲む量は初心者は少量から始めるべきです。
⑦オイルマッサージ
オイルを皮膚に塗ると、オイルが皮膚から体内に浸透し、血管やリンパ管などに付着した毒素を洗い流してくれます。
そして、その毒素はやがて腸に集まってきて、体外へ排出されます。
毒素とは、食べたものが最後まで消化されずに体内に残ったものです。 毒素は血管やリンパ管などあらゆる管に付着し、体液の流れを阻害します。 アーユルヴェーダでは病気の原因の9割はこの毒素だと言われています。 |
オイルの種類によっては体を温めたり冷やしたりしますから、季節に応じて使いわけるとよいでしょう。
オイルは全身のどこに塗ってもいいのですが、最も効果があるのは頭であり、次に足の裏です。
時間がなければ頭だけでもよいですし、また、自分の気になる所でも構いません。
例えば、解毒の臓器である肝臓の周辺にデトックス効果の高いひまし油を塗り、塗った皮膚の上を温熱パットで温めるという方法もあります。(関連記事:ホクロやシミも取るカソーダはひまし油の超デトックス効果を活用 )
アーユルヴェーダでは体を温め、浸透率に優れた白ゴマ油が勧められています。 ちなみに、白ごま油は15分で皮膚から骨髄まで浸透します。
逆に、体を冷やしたい時や夏のオイルマッサージにはココナッツオイルが向いています。
関連記事:
デトックス①毒素とは
オイルマッサージの方法
ココナッツオイルの効能 ケトン体増加で認知症が改善
⑧鼻うがい
鼻うがいは薄い塩水を鼻から入れて、口から出す方法です。 これをすることによって頭部に増えた粘液を排出させます。
鼻うがいは花粉症やアレルギー性鼻炎の予防・改善に効果があります。
また、そのような症状がない人が行うと頭がスッキリしたり、しわを減らし、頭部に関する病気にかかりにくくなるといった効果を得られます。
⑨腸内洗浄(浣腸)
浣腸用の溶液を肛門から腸内に入れて、便とともに溶液を出すというデトックス法があります。
現在では浣腸用のコーヒーや家庭用の浣腸キットなども通販で手に入れることができます。 また、腸内洗浄をやってくれる専門のサロンなどもあります。
腸内洗浄は非常に強力なデトックスです。 アーユルヴェーダではデトックスの中でも浣腸を最も重要なデトックスと位置づけています。
先に述べたオイルマッサージを数日前から行って、毒素が腸管に移動してから腸内洗浄を行うとデトックス効果が一層高くなります。
ただ、家庭ではやり過ぎると自然な排泄能力が弱くなって返って便秘になったり、また、体力を奪われることになりますので、適度に行う必要があるでしょう。
⑩断食(ファスティング)と宿便
洋の東西を問わず、デトックスの基本は食事を抜くことです。
単純ですが、効果は強力です。
食事を抜いている間、体は体内に残っている毒素を消化と言うか、燃やしています。
これを続けていれば体をどんどん浄化されていきます。
断食は数日間でなくても、たとえ半日でも一日でも、食を抜けばそれだけ体はデトックスされます。(関連記事:ファスティング(断食)の7大効果とは )
ただし、初めて数日間の断食を行う場合は、専門家の指導の元に行わないと体を壊しかねないのでご注意ください。
数日間の断食では通常の消化活動が休んでいるため、腸の排泄する働きが活性化されて、宿便が出てきます。
この宿便が出てくるとなかなか治らなかった持病や慢性病が改善することがあります。
ただ正直なところ、断食はかなり精神的に辛いですよね(笑)。 しかし、食べながら宿便を出す方法もあります。
それは煮た小豆だけをひたすら5日間ほど食べることです。(関連記事: 小豆のデトックス効果! むくみ解消から宿便(腸内掃除)まで )
参考文献「デトックス大辞典」
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