尿を飲む健康法① 汚くないのか 本当に効くのか
自分の尿を飲んで健康になる方法があると聞き、最初は「それってマジなの?」と思いました。
そもそも尿って体に不用だから排泄してるんじゃないの? それに汚いものじゃないの、黄色くて臭いし!
ところが調べてみたらこれがとんでもない誤解で、むしろもの凄いものだとわかりました。 ここでは尿療法へのだれもが抱く疑問についてお答えします。
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尿は実はすごく綺麗だった
排尿(小便)も排泄(大便)も共にトイレで行いますからどちらも汚いものだと自然に思ってしまいますが、汚いのは大便の方だけです。
なぜ、尿は綺麗であること言えるのか、それは尿がどのようにして作られるかを知ればわかります。
尿は腎臓で作られますが、まずは肝臓で毒を取り去られた血液が腎臓に入り、そこで強力なフィルターでろ過されます。
ここでろ過されるのは余分な水分、塩分とその時点では余分と見なされた成分です。 ろ過されたもの(原尿)は綺麗な液体になっています。
そして、ろ過された液体からは再び必要な成分が吸収され、最終的に残った液体は膀胱へと流れていき、おしっことして出されます。
けっして毒物が排泄されているのではなく、無菌状態の液体です。
では、この体外に出された液体(尿)がほとんどの病気の治療に効果があると言われるのは、そこにどんな素晴らしいものが含まれているからなのでしょうか? 次に尿に含まれている成分についてお伝えします。
中身の有効成分は
尿の主成分である「尿素」には抗菌性、抗ウイルス効果に極めて優れており、細菌による膀胱炎や腎炎などの炎症にも、また、エイズ、狂犬病、ポリオ、結核などの感染症にも尿素による改善がみられます。
昔から傷口にはおしっこをかければ良い、などと言われますが、天然の抗菌、抗ウイルス作用があるので、けっして迷信ではないのです。
尿素は薬を作るのにも利用されています。良く知られているのは保湿クリームです。
オイルと違って、皮膚の保湿能力そのものを高めます。
また、尿に含まれる「ウロキナーゼ」という酵素も薬に使われています。ウロキナーゼは血栓を溶かす酵素で、心臓病の薬として役立っています。
尿には癌を治すために免疫力を高める栄養素、酵素、ホルモン、抗菌物質なども多数含まれていますし、以下のような抗癌作用のある物質も発見されています。
人尿派生物質「HUD」 H-11 レチン 抗腫瘍物質 デヒドロエピアンドロステロン 尿酸 |
「尿療法バイブル」の著者マーサ・クリスティは尿がどれほど貴重なのかを次のように述べています。
何らかの健康問題を抱えていれば、あなたの尿にはまさにその健康問題を解決するための薬効成分が処方されているのです。 あなたの生命力が最新の製薬技術でも絶対に作り出せない「究極のオーダーメイド生薬」をおしっこという形で日々当たり前のように生産しているわけです。 |
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どんな味がするのか
私はこの尿療法を知ってからは早く飲んで試してみたいと思いましたが、臭くないのかなとそれだけが心配でした(笑)
実際に口に含んでみると、においは全然気にならず、それよりも「なんて塩っからいんだ!」と思いました。
それは夕方の尿だったのですが、尿療法では朝一番の尿が最も効果が高いと言いますので、翌朝には一番搾り(?)を飲んでみました。
すると、これは匂いが濃厚で、アンモニア臭が強かったです。
私は自分勝手に始めてしまったのでちょっと痛い目に遭いましたが、初めて試す時はごく少量からがよいでしょう。
(関連記事:尿を飲む健康法⑤ やり方 数滴でも効果あり)
尿の味はその人がどんなものを食べているのかにも関係しています。
新鮮な生の野菜や果物を食べている人の尿はおいしく、逆に加工品が多い人や暴飲暴食をする人の尿はまずいようです。
水を多く飲むと味も匂いも色も薄くなります、あっさりとした味になります。
ちなみに、尿が黄色なのはウロクロームという物質のせいで、血液が赤いのはヘモグロビンのせいです。
参考文献:
「尿療法入門」ドクター高橋
「尿療法バイブル」マーサ・クリスティ
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