かぼちゃの栄養と効能 調理法で効果は5倍増!
かぼちゃを食べると風邪を引きにくくなるとか、体を温めるから寒い冬至に良いなどとは昔からよく言われます。
さらにかぼちゃの特質とそれを活かす調理法を知れば、アンチエイジング(若返り)をはじめその他にまで幅広く使えます。女性にも男性にも役立つ効能もご紹介しています。
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かぼちゃの栄養
かぼちゃには栄養がバランスよく含まれており、その中でも「ビタミンCやβカロチン、カリウム、食物繊維」が豊富です。
その他にはビタミンE、ビタミンB、鉄分、カルシウム、マグネシウムがあります。
かぼちゃは体を温める効能があり、また、ビタミンCは粘膜を強くするので、冬場には風邪予防のためにも食べたい食品です。
もちろん冬以外でも冷えを感じる方にはありがたい食品です。今ではスーパーで一年を通してかぼちゃは販売されていますが、国産物は5月~9月が旬で、輸入ものは1月~4月が旬です。 カットされていないまるのままですと、長期間の保存も可能です。
【腎臓・排尿】
その他のかぼちゃの働きには腎臓を活発にして、利尿作用を促すというのもあります。
漢方では体内にある水毒を出すとも言われています。 その効能を利用したあずきかぼちゃのいとこ煮は糖尿病の特効薬として民間医療では有名です。
なお、かぼちゃ単体としては糖分が多い食べ物ですが、糖分はゆっくりと上昇し、すい臓でのインスリンの分泌を助ける働きがあります。
特に女性に嬉しいのは造血作用(鉄分)があるため、貧血ぎみの方にはお勧めです。
もう一つ、女性にとって嬉しいのは食物繊維が多いということです。 100g中に3.5g~4.0gも含まれています(ごぼうの6.0gより少し少ない程度です)。
便秘を解消するレシピに、煮たかぼちゃにヨーグルトを加えたものがありますが、これは食物繊維&乳酸菌のダブル効果を狙ったものです。
ただし、このレシピを作る際はくれぐれもかぼちゃをレンジでチンするのはやめましょう。 強い電磁波によって栄養が破壊されるからです。
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アンチエイジング(若返り)と調理法
かぼちゃには抗酸化作用のあるβカロチンやポリフェノールといった機能性成分(ファイトケミカル)が含まれています。
この抗酸化作用のある成分をとり出すにはポイントがあります。
それは種を包んでいるわたを利用することです。 なぜなら、このわたの部分に最も多くβカロチンが含まれており、実の部分より5倍も多いのです。
【かぼちゃのわた茶】
それでは、かぼちゃのわた茶の作り方をご説明します。 とっても簡単です。
① かぼちゃのわたを種ごと取り出します。
実の部分はわた茶には使いません。
② わたと種をフライパンで炒って、水分を飛ばします。
ここで多少焦げても問題ありません。
③ わたと種を水で10分ほど煎じます。
分量的には、かぼちゃ4分の1についているわたと種の量であれば、水600mlくらいが目安です。
④ わたと種をガーゼで濾します。
温かいうちに飲みます。
これでアンチエイジング効果があり、免疫力を高めるファイトケミカルスープ(機能性成分)のでき上がりです。
かぼちゃの実を利用してファイトケミカルスープを作る場合には、できるだけかぼちゃを細かく切って、お湯で20分以上煮ることです。
20分以上煮ることによって細胞壁が壊れますので、機能性成分(ファイトケミカル)を抽出することができます。
男性への効果
かぼちゃの種は利尿効果のあるカリウムやポリフェノールが豊富に含まれ、ED(勃起障害)や男性更年期障害(精力減退)の予防と改善、さらに前立腺肥大や膀胱炎の改善にも効果があります。
かぼちゃの実についている種を簡単な方法で食べれるようにできますので、その方法をご説明します。
① かぼちゃの実から種をとり出します
実からとり出したわたから、さらに種をとり出します。
② 種にはぬめりがあるので水で洗います。
洗ったら水気を拭き取ります。
③ 種を天日干しにて乾燥させます。
1日~2日ほどで結構です。
④ フライパンで弱火で種を炒ります。
そのまま食べても、塩をふって食べても結構です。
食べる際には殻の両端を噛んで割り、中身を食べてください。
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