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はと麦の効能 3大効果と副作用も!

はと麦

はと麦は美肌やイボ取りとしての効能がよく知られていますが、その他にも優れた効能があります。 また、栄養価は玄米と比べても劣ることがないほど豊ですが、ちょっと注意して欲しい点もあります。 効果を出す調理法と合わせてご紹介したいと思います。

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1 美肌 


はと麦は楊貴妃も愛したと言われるほどで、肌を綺麗にする作用があり、その効能は古くから知られていました。


はと麦はタンパク質が豊富なため、そのタンパク質の中にあるアミノ酸が新陳代謝を活発にして、皮膚を早く生まれ変わらせます。


特に、はと麦を脱穀した白い実の部分は「ヨクイニン」と呼ばれ、皮膚の状態を改善するのに高い効能があり、漢方では薬の原料としても使われてきました。


今でも薬局では必ずヨクイニンという名称のお薬が数種類、販売されています。


このヨクイニンには腫瘍を取る働きがあるため、イボを取るのにたいへん有効です。 はと麦が別名「イボ取り」と呼ばれるのはこのヨクイニンのおかげです。


ただし、イボにはいくつかのタイプがあるのですが、年とともに代謝が低下して起こったイボを取るのにはヨクイニンは役立ちますが、ウイルス感染による急性のイボには効果はありません。 こちらの場合は病院を受診してください。


また、イボ取りの他にも、シミ、そばかす、にきび、アトピー性皮膚炎、肌荒れなどの改善にも有効です。
(関連記事:ホクロやシミも取るカソーダはひまし油の超デトックス効果を活用


さらに、ヨクイニンは肌を白くし、潤いを保つ作用があります。 そのため、美容液、化粧水、保湿ジェルなどスキンケア関連商品の原料にも使われています。


次ははと麦の第2の効能についてご紹介します。



2 むくみを取る

はと麦の実を煎じて飲めば、腎機能を高めて尿の出を促し、むくみを取り除きます。 また、排尿トラブルや尿路結石の改善にも効果があります。


はと麦茶を自宅で作る際には、殻つきのものを砕いて、軽く炒ってから煎じるとより有効成分を抽出できますし、香りも引き立ちます。


作る際の分量は、殻つきのはと麦を大さじ4~5杯を炒った後に、お湯600mlで煮て、半量になったらでき上がりです。


お茶にして飲む以外にも、前述のお粥もむくみ取りに有効です。


ここまではと麦の3大効果である美肌、滋養強壮、むくみ取りについてご紹介しましたが、その他には下記のような効果があることが知られています。

リウマチ
神経痛
関節炎
下痢止め


また、最近では抗ガン作用もあるのではないかと注目されています。





3 滋養強壮


中国最古の本草書の「神農本草経」においては、はと麦はいつ食べても、またどれだけ食べてもよい上品に分類され、その効能として「補虚(強壮)、益気(元気)、身が軽くなる」と記されていました。 滋養強壮や疲労回復にたいへん優れています。


はと麦はタンパク質が多く(100g中、約13.3g)、大麦よりも多く、玄米と比べても2倍あります。 新陳代謝を促すアミノ酸含有量は穀物の中ではダントツです。


また、脂肪や鉄も豊富で、その他にはカルシウム、カリウムやビタミンB群を含んでいます。


はと麦の調理法ですが、消化しずらいという欠点がありますので、お粥にして消化しやすくするのが適した食べ方です。


作り方の一例ですが、はと麦大さじ3杯分を一晩、たっぷりの水につけておきます。


翌日、米2分の1カップと鶏ガラスープと一緒に火にかけて、沸騰したら弱火で15分~20分ほど煮込みます。 これで約2人分です。


はと麦は独特のくさみがあり、また、食べ過ぎると胸やけをしますので、初めての時には上記のように鶏ガラスープとお米を一緒にして食べてみられるとよいでしょう。


体力が非常に弱って消化機能も落ちている時にはお粥ではなく、はと麦の重湯を飲まれると疲労回復によいでしょう。


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副作用はあるのか?


はと麦には副作用というほどの大きな害はないのですが、注意して欲しい点が3つあります。


はと麦は下痢を止める作用があるので、便秘中は使わないか、はと麦粥などのようにたくさんの水分と一緒に摂るなどが必要です。


二つ目に、新陳代謝や水分代謝を促すので、体を温めるのかと思いきや、実は冷す作用があります。

 
三つ目ですが、はと麦は子宮を収縮させる働きがあるので、妊婦の方は避けたほうがよいでしょう。

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