伝統医学アーユルヴェーダや自然治癒を高める健康法まで

ホクロやシミも取るカソーダはひまし油の超デトックス効果を活用

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ひまし油(カスターオイル)は西洋では主に下剤として使われてきた歴史があります。

ひまし油は溶かす作用が非常に強いためにその性質を利用して重曹と合わせた「カソーダ」で長年ついているホクロやシミを落としたり、あるいは解毒臓器の肝臓を浄化するのにも使われています。

ここではひまし油を使ったデトックスについてご紹介します。

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目次:
  • カソーダで肌をきれいに
  • ケイシーのひまし油療法
  • アーユルヴェーダとひまし油


  • カソーダで肌をきれいに


    カソーダはひまし油castor oilと重曹baking sodaを合わせたものですが、言葉自体も両者の合成語です。


    カソーダをホクロやシミ、ニキビの後、アザ、魚の目などにつけると、それが長年ついていたのにもかかわらずあっさり取れることがあります。


    使い方は簡単で、カソーダを綺麗にしたい所に塗り、それが落ちないように絆創膏を貼っておきます。


    カソーダを塗ったところは赤くなりますので、時々皮膚を休ませて、ひまし油だけを塗るのもよいでしょう。


    初めてカソーダを試す際には人目につかない箇所で使用して赤くならないか反応を見てみましょう。 人によっては赤くなるのがなかなか引かない人もいます。


    カソーダを塗って早い場合だと10日くらいで結果がでる場合もありますし、数週間から1、2カ月かけて取れる場合もあります。


    カソーダを手に入れるには市販のものを購入するか、または薬局にある加香ひまし油と重曹を購入して混ぜて作ることもできます。(重曹:ひまし油を3:7か4:6で混ぜます)


    (なお、加香ひまし油は添加物によって香り付けされているのでお勧めしません。 純粋なものが欲しい方は通販で購入することができます。)


    冒頭のひまし油の写真は欧米で出されているマッサージ用オイルで、たいていが薄い黄色ですが、日本の薬局で売られているものはほとんどが透明です。


    マッサージ用のひまし油で顔を塗れば皮膚が綺麗になり、光沢を与え、アンチエイジングにも効果があります。


    また、ひまし油は毛を伸ばす作用があるため、眉毛を濃くするためや薄い頭髪を伸ばすために使うこともできます。


    続いて、ひまし油を使った肝臓とアーユルヴェーダでのデトックス法をご紹介します。


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    ケイシーのひまし油療法


    そもそもひまし油はトウゴマという植物の種から採られる油で、食用ではなく、医薬品や化粧品として使われてきました。


    飲むとお腹を下す強い作用があり、アメリカではいたずらっ子のお仕置きに母親が子供に飲ませるなどという話もあるようです。


    中世ヨーロッパでは、「キリストの御手」とも呼ばれたほど高く評価されていました。


    西洋社会では「ひまし油に出会えた人はそれだけで幸運な人である」との言葉もあるくらい、その効果と幅広い用途で重宝されています。


    このひまし油を一般の人が体のデトックスのために使えるようにしたのはアメリカの霊能者エドガーケイシー(1877年生まれ)です。


    ケイシーはチャネリングによって霊的存在からさまざまな治療法を伝えられ、それが非常に効果があることから、ケイシー療法として今に伝わっています。


    日本も含め世界各国にその教えを伝える組織があります。また、翻訳本も多数出版されています。


    ひまし油療法に関しては霊的な要素はまったくなく、純粋にひまし油の作用を利用したものです。


    とても簡単でデトックス効果が高いものです。解毒する臓器である肝臓をデトックス(浄化)することによって、その効果は全身に行きわたります。


    期待される効果としては
    ・血液の浄化
    ・アトピー性皮膚炎、湿疹、肌荒れ
    ・便秘
    ・疲労回復
    ・免疫力の向上
    ・肝炎
    ・目の疾患(ドライアイなど)
    ・筋肉痛(肩コリや腰痛)
    ・結石の溶解
    ・リウマチ


    英語ですが、見るだけでひまし油湿布の様子がわかります。2分後からご覧ください。




    まず、ひまし油湿布に必要なものは
    ・ひまし油
    ・フランネル3,4枚(有機綿から作られた布)
    ・オイルカバー
    ・温熱ヒーター



    himasiyu


    やり方の手順
    1 オイルカバーの上にフランネルを3,4枚重ねます。
    2 フランネルにひまし油をたっぷり浸みこませます。
    3 右わき腹にフランネルを貼り付け、温熱ヒーターを乗せます。
    4 その状態で1時間~1時間半ほど横になります。
      この間にひまし油が皮膚から浸透し、解毒臓器の肝臓を浄化して
           いきます。
    5 時間がきたら湿布を取り、重層を溶かしたお湯にタオルに
      浸してから、ひまし油と皮膚から出た毒素を拭き取ります。


    【その他の注意事項】
    ・ひまし油湿布は3日間連続しておこないます。
    ・3日目にオリーブオイルを小さじ1~3杯飲みます。
    ・次回行う際は最低でも4日間は休みを入れます。
    ・3日間湿布を行い、4日間休みとることを3回行うのが勧められています。
    ・フランネルは1~2カ月は使えますが、人と使い回しはしません。
     自分専用のものとします。



    keisi

    ケイシー曰く、
    身体にその放射エネルギーが十分生じるように、
    温めた湿布をあてがいなさい。
    それから温熱ヒーターを使いなさい。
    そうすると、全身にその放射エネルギーが生じ、
    その結果、体内から毒素が排泄される



    アーユルヴェーダとひまし油


    インドの伝統医学アーユルヴェーダでは、ひまし油を弱った消化力を回復させるために使います。


    その際にはひまし油を20cc前後飲んで、腸内の便を水様便にして全部、排泄させます。


    この時、消化力は一旦、かなり落ちます。


    お粥さえも消化できないほど消化力が弱くなり、体に力が入らないような状態です。


    気持ち的にも何もする気が起きないほどです。


    このひまし油飲みはパソコンで言うところの再起動をしています。


    どういうことかと言いますと、一旦、消化力をぎりぎりまで落とすことで、数日かけて本来その人が持つ消化力が再び起き上がってくるのを待つのです。


    *この方法は医師の指導の元に行われるものです。ひまし油の量や下痢後の食事の量を間違えると消化力の回復が行われませんので注意が必要です。


    アーユルヴェーダでは消化力というのを非常に大切にしています。


    消化が不十分であると、毒素が生じ、それが病気の原因になると考えているからです。


    また、やる気などの精神面も消化の火の力が関係しています。


    アーユルヴェーダにおける本格的なデトックス療法である「パンチャカルマ」でも、ひまし油は使われています。




    *デトックスに使うひまし油は薬局で売ってある「加香ひまし油」ではなく、コールドプレス(低温圧搾)で抽出したものが勧められます。




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