伝統医学アーユルヴェーダや自然治癒を高める健康法まで

中耳炎の治し方 大人編 自然治癒力の3大活用法

中耳炎

中耳炎は子供の頃はだれでもよくかかるものですが、大人になっても何度も中耳炎を繰り返したり、あるいは慢性化してしまう人もいます。

そんな方のために鼓膜切開をせずに自然治癒力を活かして、自宅でできる中耳炎を治す3つのポイントを紹介します。

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中耳炎とは 原因は?


中耳炎は細菌が中耳に入ることで炎症を起こし、そして膿が生じます。


中耳炎になったばかりの急性期では痛みや発熱などの症状が酷い場合があって、薬が必要になることもあります。


しかし、3カ月以上も続く場合は症状は落ち着いていますが、逆になかなか抗生物質では治りません。


こうなると耳鼻科での通常の治療法としては鼓膜を切開するという手段になっていきそうですが、切られるのは怖いですよね。


それにまた、これで絶対治るというわけでもないとうことが気にかかります。 ですから、自分でやれることはやったほうがいいと思います。



治し方のポイント1


ここから自然医学的に中耳炎の原因を見てみましょう。 すると治し方の方向性が見えてきます。


中耳炎は耳に膿が溜まる病気ですが、これとは別に鼻の奥の空洞に膿が溜まる病気に蓄膿症というのがあります。 


一方は耳で、もう一方は鼻ですが、原因はどちらも細菌の炎症で、症状は膿が生じます(中耳と鼻の奥はつながっていて、菌は鼻から入ってきます)。


そして、この二つの病気にはもう一つの共通点があって、それは風邪をひいた後に発症しやすいということです。


風邪はウイルスに感染することで起きるわけですが、別の言い方をすると自分の免疫力が落ちているために風邪にかかってしまうということができます。


風邪をひいた後に中耳炎にかかりやすいということは、免疫力が下がったままでいるので中耳で炎症を発症してしまうとも言えるわけです。  


ですから中耳炎を治すためには免疫力を上げるというのが一つの大きなポイントになってきます。


では、どうやって免疫力を上げるかですが、これにはいろんな方法があります。 例えば、食事の改善やサプリメント、ヨガ、体操、指圧、呼吸法、気功、鍼灸などなど、ご自分で続けやすい方法を選ばれると良いと思います。


ただ、てっとり早い方法としてお勧めなのが、一つは少食です。 腹八分医者知らずのことわざがありますが、これをきちんと守るだけでもけっこう違いますよ。


もう一つはサプリメントです。  少々費用はかかりますが、これは即効性があります。 



治し方のポイント2


漢方でもアーユルヴェーダ(インド伝統医学)でも耳の病気は腎臓と密接な関係があると考えられています。 


腎臓という臓器は水分をろ過しておしっこをつくり、体を浄化する器官です。 


しかし、その腎臓に負担をかけて水分の代謝が悪くなるような食事をしていると、腎臓がたいへんですよ!と体がサインを出してきます。


そのサインの一つが耳の調子が悪くなったり、鼻水が出ることです。


では、具体的に水分の代謝を悪くして腎臓に負担を与える食事とはどういったものなのか、代表的な例を上げていきましょう。


飲み物では、コーヒーとお酒です。 


お酒がダメージを与えるのは肝臓だけではありません。 他にもいろいろ害があります。


次に食べ物では精製された砂糖(白砂糖、三温糖)と乳製品(チーズ、ヨーグルト、牛乳)です。


また、中耳炎にかかっている間は動物性食品もできるだけ少なくするのがよいでしょう。 


動物性が悪い食品という意味ではなく、あくまで腎臓に負担をかけるので中耳炎にかかっている間は避けたほうがベターという意味です。


飲み物でお勧めなのはミネラルを含む自然な水です。 また、水の温度も大切で冷たくないようにすることが大切です。  


冷たいまま飲むと胃腸が冷えて免疫力が下がってしまいますから。


血液を浄化する薬草茶などもお勧めです。 


次に3つめの治すポイントとしてアーユルヴェーダ流の治し方をご紹介します。



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3 アーユルヴェーダ流


【鼻うがい】
アーユルヴェーダでは耳や鼻の病気の原因は同じものであることが多いと考えるので、対処法もほとんど共通しています。 


その原因とは粘液が増えたことで、この粘液は鼻水や膿の元になっているものです。
(関連記事:花粉症・鼻炎を自然治癒力で改善するアーユルヴェーダ流とは


この増えた粘液を減らす方法としては、一つは前述した水分代謝を悪くする食べ物を避けることですが、もう一つの方法は粘液を体外へ出すために鼻うがいをすることです。


鼻うがいというのはぬるま湯に塩を少々溶かして、塩水を片ほうの鼻の穴から吸いこんでもう片方の鼻から出す方法です。







鼻うがいをして水が出る時には、少しドロドロになっていますが、これは粘液が一緒に排泄されているからです。


鼻が詰まっている状態では中耳炎の改善は進みませんが、鼻うがいによって鼻の通りがよくなると中耳にある膿も少しずつ減っていきます。 


次にアーユルヴェーダが勧める自宅で作れる中耳炎の特効薬をご紹介します。



【ゴマ油】
白ゴマ油と生姜のしぼり汁を1:1で混ぜてよく撹拌したものを耳の穴に1滴たらす方法です(白ゴマ油は色が透明で、中華料理用の少し香ばしい茶色の油とは違います)。


痛みがある場合には痛みが引きますし、そうでない場合でも改善法として有効です。



まとめ


最後に、大人が慢性化した中耳炎を自宅で治すには自然治癒力を高めることが重要ですが、その要点をまとめておきます。


それには3つのポイントがあります。

① 免疫力を上げる
② 水分代謝が悪くなる食べ物を避ける(砂糖、乳製品、お酒・コーヒー)
③ アーユルヴェーダ流 鼻うがいとゴマ油


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