スピルリナが健康に良くて、海のものという程度の
ことは知っていました。

たまたま、スピルリナ入りのサプリメントの試供品を
もらったので、どれほど栄養があるのか調べてみました。

すると、これが予想以上に栄養豊富であることに驚きました。

スピルリナとは

スピルリナというのは、地球に最初に誕生した植物です。
藍藻類の一種で、大きさは0.3～0.5mmほどです。


その歴史は超古く、35億年前と言われています。
（地球は46億年前です）


スピルリナという言葉はそもそもラテン語で、
「ねじれた」とか「らせん」を意味しており、
英語で言うところのスパイラルですね。


スピルリナは熱帯地方の高温、高アルカリで、
塩分濃度の高い湖でも育つことができるほど
強力な生命力をもっています。


アフリカのサハラ砂漠に住む原住民は、数千年も前から
貴重なタンパク質としてスピルリナを食用にしてきました。


また、メキシコのアステカ王国でもスピルリナが
日常的に食べられていたという記録が残っています。


余談ですが、
アフリカのナクル湖にはフラミンゴが生息していますが、
フラミンゴのピンク色はスピルリナに含まれる色素（カロテノイド）
が関係しています。





最近では、金魚や錦鯉のうろこの色を綺麗にするために
栄養豊富なスピルリナ入りの飼料が使われています。


話を戻しますと。


古い歴史をもつスピルリナですが、世界的に知られる
ようになったのは20世紀に入ってからです。


クレマン博士という方が、
「スピルリナはタンパク質が豊富である点からも
将来の食糧として注目されるべきものである」
と発言したことから、世界的に知られるようになりました。


1980年にはUNIDO（国連工業開発機関）も「未来の重要な食糧」と
発表しました。


アメリカではスーパーフードの筆頭にこのスピルリナは上げられ、
街のスムージーバーには必ずといっていい程あります。

多くの栄養と効果

スピルリナはビタミン・ミネラル・アミノ酸、さらに
食物繊維・多糖体・不飽和脂肪酸など50種以上の成分を
含む、非常に栄養価の高いアルカリ性食品です。


野菜にはほとんどないビタミンB12を含み、
また、β－カロテンや鉄分を多く含んでいます。


β-カロテンはにんじんの20倍、ほうれん草の40倍、
鉄分はにんじんの450倍、ほうれん草の45倍も含んでいます。


さらにすばらしいのは、栄養の消化吸収率が90％以上にも
なるということです。


同じ海の高栄養食品である「クロレラ」でさえ、栄養吸収率は65％です。


栄養の豊富なスピルリナですが、効果としては
以下のようなものが期待されています。

免疫力の向上　　血圧の調整 ガンの予防　　アレルギー体質の改善 抗ウイルス　　コレステロールの低下 アンチエイジング　　　貧血の改善 便秘の改善　　ダイエット　　育毛・発毛

髪を育てる

スピルリナの特筆すべきことは、
タンパク質の含有量が60～70％と非常に多いことです。

これは大豆の約2倍、牛肉の３倍に相当します。

髪は90％はタンパク質でできていますから、
髪をいたわるにはタンパク質を充分に摂ることが大切です。

ちなみに、スピルリナとは関係ないですが、
女子サッカーの澤穂希さんは髪のケアのために
タンパク質トリートメントというのを行っているそうです。


スピルリナを継続的に摂った方には

・髪の毛が黒くなって白髪が減った ・髪が太く、またコシが出た ・抜け毛が減った

といった体験をする人が多くいるようです。