耳鳴りの治し方 食べ物と生活習慣はこうする
私が耳鳴りになった時は音がほんとに煩わしくて、これがいつまで続くんだ!って嘆きました。 それに、いつになったら治るのか見当もつかないのでうろたえてしまいました。
耳鳴りの原因はいくつかありますが、ストレスが原因の場合は薬では治らないので民間療法のほうが有効だと思います。 今回はインドの伝統医学アーユルヴェーダをもとにした耳鳴りを治す食べ物と生活習慣についてご紹介したいと思います。
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原因
まずは私が耳鳴りになった経緯(原因)を聞いてもらえますか。
当時、私は壁の薄いアパートに住んでいて、隣りの部屋からゲーム機の音がしていました。
音は大きくはないのですが、むしろ微かにずっと聞こえていたのです。
最初は音がしているのかしていないのかわからなかったのですが、ゲーム機の音だと一旦認識すると気になって気になって、実際の音量以上に聞こえてしまい、神経衰弱になりそうでした。
これはたまらないと、意を決して隣人に苦情を言ったらすぐにゲームは止めてくれたのですが、この時には小さな耳鳴りを既に発症していました。
ゲームは止まっているのに、私の耳には音が続いているのです。
休息の重要性
私はゲーム機の小さな音のせいで大きなストレスが生じました。 これをアーユルヴェーダ的に簡単に説明しますと、ストレスによる神経の疲労によって耳鳴りが生じたと言えるでしょう。
それでは耳鳴りを治すのにはリラックスをして神経を休めてあげればいいのかと聞かれれば、それはそうなのですが、休息には条件があります。
それは「深~い休息を取る」というものです。
自宅でゆっくりお風呂に浸かったり、しっかり眠るのはもちろん大切なのですが、それだけでは既に乱された神経は元の正常な状態にはなかなか戻らないものです。
ですから、それ以上に深い休息が必要になってくるということです。
では次に実際に神経が深い休息を得るにはどのような方法があるのか、いくつかご紹介してまいります。
神経が深い休息を得るには
アーユルヴェーダが勧める神経が深く安らぐ方法は頭部のオイルマッサージです。
【オイルマッサージ】
ここで使うオイルは白いゴマ油が最適です。 あるいは夏に限っては冷す作用のあるココナッツオイルでもよいでしょう。
どちらもスーパーで手に入りますが、ゴマ油は透明もので、白ゴマ油と言われす。 中華用の少し焦げた香りのある茶色のほうではありません。
また、ココナッツオイルはエキストラ・バージンオイルで、加工されてない(何も混ぜられていない)ものを選んでください。
白ゴマ油を皮膚に塗ると15分ほどで骨髄まで達するほどその浸透力は強いです。 これを頭(髪の地肌)や顔、耳に塗ります。
強いマッサージは必要ありません、ただ塗るだけで効果は充分にあります。 塗った後は最低でも20分くらいはそのままの状態で椅子に座ってくつろぎます。 可能ならもっと長い時間でもけっこうです。
するとゴマ油の作用によって神経や筋肉が緩んで緊張が取り除かれて、ちょっとトロ~ンとしますよ。
詳しい行い方はこちらの記事をご参照ください。
(関連記事:オイルマッサージ(アビヤンガ)の方法 準備と実践 )
【ヨガ】
ヨガでは耳鳴りが生じている状態では首や足の裏の筋肉が硬くなっていると言います。
そこで、首のつけ根を叩いたり、青竹踏み、足裏の指圧やマッサージなどをして硬くなっている筋肉をほぐしてあげます。
【音楽】
深いリラックス作用のある音楽を聞くのも耳鳴りの改善には効果的です。
音楽は自分の好きなものなら何でも良いというわけではなく、聞くとα波が出るものなど、効果が実証されているものが望ましいです。
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次に少々費用はかかりますが、自分でするよりもはるかに効果のあるものをご紹介したいと思います。
近所にある整体や鍼灸、アロマテラピー、気功などの施術を受けて、心身から緊張を取り除いてもらうのもよいでしょう。
私が知る限りで最も頭部の神経に深い休息を与えるものは、アーユルヴェーダの「シロダーラ」というトリートメントです。
これはゴマ油を額に垂らすだけのシンプルな療法ですが、とても深い休息を得て、雑念が一時的にですが無くなったり、時間の感覚を超越するような体験をする人もいます。
(関連記事:シロダーラの効果 深いリラックスで不安や緊張を解放 )
費用は各サロンによってまちまちですが、1万2千~2万円といったところです。 ちょっとお高いですが、耳鳴りがずっと続くよりははるかに費用対効果が高いと思います。
次に神経の休息を得るために注意したほうがよい生活習慣についてお話しします。 普段はなんてことのないことですが、耳鳴りが続いている間は避けたほうがよいものです。
食事と生活習慣
【辛いものを食べ過ぎない】
辛いものを頻繁に食べていると心はちょっとしたことで怒りっぽくなり、時間の正確性をやたら気にし過ぎるようになります。
これでは返ってストレスを助長しやすくなりますね。
味覚と心は密接に関係しているとアーユルヴェーダの食事学では言い、味を「甘味・酸味・辛味・渋味・苦味・塩味」の6つに分類しています。
だれしも経験的にわかっていると思いますが、心を落ち着けるのはやっぱり甘味ですね。
しかし、ここで言う甘味とは素材が持つ自然な甘みです。
白砂糖や三温糖は精製過程でミネラルを失っており、これを含んだお菓子を毎日食べていると中毒のようになり、強い甘味を毎日欲しがります。 これでは神経は落ち着きを得ることはできません。
非加熱の生ハチミツは甘味と滋養を兼ね備えたスーパーフードです(一般的に透明のサラサラしたハチミツは加熱処理されて、酵素等の栄養が無くなっています)。
【適度に油分のあるものを食べます】
油分を取らないと水分だけでは体内は乾燥しやすくなり、神経系にも柔軟性が失われ、それは心にもストレスへの抵抗力を弱くします。
【動物性食品を控え目に】
食事療法のマクロビオティックでは腎臓で動物性タンパク質が詰まってろ過できなくなると塩分の排泄がされずに老廃物が逆流してくるためにキーンやボーッという耳鳴りが起きると説明しています。
そのために動物性タンパク質を一時的にでも控えて、大根汁などの動物性タンパク質を分解するものをとるように勧めています。
【体を冷やさない】
体が冷えていると心(神経)は休まりません。 一般的に温かい南国の人はのほほ~んとして将来のことを考えない傾向があります。
北国の人と比べると、南国の人はいつも陽気でニコニコして、リズムに合わせて踊ったりするのが好きです。 日本人でしたらあったかいお風呂に入ると自然と鼻歌が出ますよね。 温度は心(神経)に影響を与えます。
体を温かく保つために冷たい飲食はさけ、室温はちょっと温かめにします。 また、お白湯を飲んで胃腸をいつも温かくすることで体全体を温かく保つことができます。(関連記事:お白湯を飲むアーユルヴェーダ式健康法 )
また、洗髪後はすぐに髪を乾かして、頭が冷えないようにしましょう。
【カフェインやアルコールを避ける】
強いカフェインは眠りをさまたげるほど神経を興奮させますし、アルコールも神経を乱し心をコントロールできなくさせます。
【深い睡眠】
睡眠は神経の休息にとって最も大切なことの一つですが、より深い睡眠を得るコツがあります。それは
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【テレビや映画】
テレビや映画を見る場合は悲しい物語やホラーなどは避けたほうがいいです。 お笑いは心身ともに良い影響を与えます。
また、討論番組など興奮や怒りを生じさせやすい番組も避けたいところです。
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