梅干しの正しい選び方と効果を最大限引き出すワザ
梅干しは強い殺菌作用や血液を浄化して成人病を予防できる
優れた天然薬ですが、残念なことに本来の効果のある梅干しが
店頭で見られることは少なくなりました。
そこで本物の梅干しを選ぶ方法とその梅干しの効果を
さらに倍増させるワザをご紹介します。
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選ぶポイント
ポイントは2つあります。
梅干しは梅を3日ほど天日干ししてでき上がるものです。
しかし、口当たりの良さと早く出荷させるためなのか、
調味液に漬けるだけという作り方をして、
天日干ししていない梅干しがあります。
調味液を使っている会社の梅干しが全て天日干ししていないというわけでは
ないとは思いますが、選ぶ際に注意しておきたいポイントです。
もう一つのポイントが梅に漬けこむ塩に
「自然塩」を使っていないものがあります。
自然塩には人間に必要なミネラルが入っていますが、
精製塩にはミネラルは無く、ただの塩味のする粉ですから、
これが使われている梅干しの効能は小さく日持ちもしません。
以上の2つの選ぶポイントは梅干しのパッケージの表示だけでは
判断できない商品もあるので、その際は伝統的な梅干しの作り方を
表記してある会社のものを通販で取り寄せるのが確実でしょう。
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焼く
東洋医学では食物を太陽光に当てて乾燥したり、
あるいは焼く(火を入れる)ことによって
素材の持つ陽性をさらに強くするという知恵があります。
陰性的(体が冷える)な食品が多くなっている現代人には焼き梅干しは
陰陽のバランスを調整して体調不良を予防し、また改善する
良いサプリメントと言えるでしょう。
梅干しの場合は既に天日干ししていますから
そこにさらに火を入れるにはプライパンで焦がさないように
弱火で焼きます。この際は油を引きません。
網焼きでもOKです。
あるいはまた、銀紙に梅干しを包んでオーブンで火を入れても結構です。
この場合は電気による熱ではなく、なるべくガスによる火を使います。
元々、梅干しが中国から伝わった当時は半熟の梅干しを
黒くなるまでいぶして、それを漢方薬の原料として使っていました。
家庭で作る焼き梅干しはこの簡易版と言えるでしょう。
火を入れることによる効果を薬学博士の村上光太郎先生は
次のように述べています。
加熱することで、糖とクエン酸が結合して ムメフラールという化合物ができます。 この物質は、血流改善に効果があるだけでなく、 有効成分の濃度をぐんと高めるのです。 |
不調の改善例
普通の梅干しだけでは得られなかった効果が、
焼いてパワーアップした梅干しによって
改善された症例をご紹介します。
耳鳴り、視力、かすみ目、めまいなどは東洋医学では水毒による症状と
考えられていますが、この水毒(体液の滞り)が焼き梅干しで浄化され、
先の症状が改善された人が続出しているそうです。
また、焼き梅干しには強い鎮痛作用もあり、
腰痛、頭痛、膝の痛みなどが軽減されています。
なお、梅干しの一般的な効果についてはこちらの別記事
「梅干しの8大効果」でお伝えしています。
参考文献「梅干しレシピ」 マキノ出版
梅の健康食品
梅を使った健康食品もあります。
青梅をすって長時間煮詰めた「梅肉エキス」は
梅の効果をさらに高めたものです。
出血や発熱をともなう激しい下痢には
「梅干しの黒焼き」が有効です。
これら二つは薬のような強い作用があり、それに家庭で作るには
とても手間がかかりますので、購入したほうがよいでしょう。
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