伝統医学アーユルヴェーダや自然治癒を高める健康法まで

デトックス⑤腸内洗浄 byアーユルヴェーダ

前回までデトックス燃焼系のデトックス法を紹介してきましたが、
今回からは流すデトックスを紹介していきます。

アーユルヴェーダのデトックス法は人が本来もつ浄化機能を
利用して、それをさらに促すために薬草やオイルなどを使います。

しかし、このブログでは自宅でもできるような
簡単なデトックス法をご案内します。

簡単とは言っても、これからご紹介するのは、
デトックス法の中でも最も強力なものの一つです

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そのデトックス法とは腸内にある老廃物・毒素を一気に外へ出す
腸内洗浄
のことです。


これで体が大きく浄化されます。


腸内の便を出すには2つの方法があります。


一つは浣腸です。 
これは数百ccの液体を細い管(カテーテル)を通じて、
肛門から腸内に入れる方法です。


自宅で行えるキットも最近では手に入るようですが、
頻繁に利用されると日々の排泄能力が低下して
返って便秘になったり、消化力が弱くなるなど、
自然な浄化能力を落とすことがあります。


もう一つの方法は下剤を飲んで便を出すことです。


この時の下剤の量は水状の便が出るくらいまで飲むわけですが、
量が多いと体力を消耗してしまいます。


ちなみに私が使っているのは「スリミストハーブティ」ですが、
市販の西洋の便秘薬でも使えます。
ただ、量はちょっと加減が必要です。


下剤による腸内洗浄は一時的に体力を奪うおそれがありますので、
初めて試す際は薬の量は少量からはじめます。


アーユルヴェーダの施設で行う本格的なトリートメントの場合には、
あえて体力が奪われるほど(消化能力を一時的に落とすほど)の量の
下剤を飲みます。


自宅で行う場合はそこまでする必要はなく、排便後、
体が軽くスッキリした感じくらいを目指されるといいと思います。


腸内に宿便が多いと便秘、肌の荒れなどはもちろんのこと、
免疫力が低下、血液の汚れなど全ての病気に関わってきます。


腸内洗浄は病気を予防し、より高い健康度を維持するのに
たいへん有効な方法です。



これまで一度もこのような腸内洗浄を行った方は試してみられることを
お勧めします。


まあ、理想的には3、4カ月に1回くらいの割合で定期的に
腸内を浄化できるといいですね。





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【腸内洗浄の注意点】


○下剤には市販の西洋の便秘薬で結構です。
 

○普段から時々、下痢をおこす方、貧血、めまいなどがある方は
 行ってはいけません。


○便秘でない方が初めて便秘薬を使う場合は指定された使用量より少量
 から試します。  どれくらいの量で下痢にな知るためです。


○水溶便になるくらいが適切な量です。 
 薬を多くすればそれは簡単にできますが、非常に体力を奪われ、
 回復するまでに日数を要します。


○水溶便になるまで下剤を飲むのが怖い場合はそれでも結構です。
 軽い下痢だけでも効果はあります。


○排泄中は体が冷えますので、始めて行う方は冬にやるのは控えたほうが
 安全です。 トイレが温かい家では問題ないと思います。


○下剤は就寝前に飲みます。 翌朝の午前中に排泄したくなるでしょう。


○起床後にお白湯を飲むと排泄のスイッチが入り易いです。


○排泄が一通り終わったと思っても、お白湯を飲むと腸内に残っていた
 便が出ることがあります。


○排便が終わっても外出は数時間は控えます。
外で急に排便したくなることがあります。
立ちくらみになる場合もあります。


○思っている以上に体力が落ちていますので、軽い散歩なら
いいですが、遊びやスポーツなどはしません。


○腸内洗浄後の消化力(ピッタ)は落ちますから、お粥などの温かくて
 消化に良いものを食べます。 
重たいものを食べると消化力や体力、気力などが回復するのに日数を
 要します。


○腸内洗浄後の食事の内容についてはデトックス④でご説明した
【プチ断食の食事内容】と同様になりますのでご参照ください。


○下痢の後、数時間経って、または翌日に体が軽くなったり、
 気分が爽快であれば適切に腸内洗浄が行えた証拠です。


○少しぐったりした場合でも問題はありません。
 デトックスはきちんとできています。 
 ただ、体力と気力が戻るまでは消化に良いものを食べてください。
 体力が戻るにしたがい、以前より体が軽くなっていることを
 実感されるでしょう。 
 次回からは下剤の量に気をつけましょう。


○生理中や妊婦は行いません。
○性行為は完全に体力が戻るまで控えます。
○体力のある時にのみ行います。


こうしてみるとけっこう注意点が多いでしょう。
アーユルヴェーダはそれだけ気をつけなければいけない
言っています。


大きなデトックスですから、細心の注意が必要です。
 

*行う際は自己責任でお願いいたします。



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